人事は両刃の剣である。抜擢(ばってき)された者が忠勤を励んでも、顕職を逃した者たちには不満がたまる。人心一新をはかるつもりが、士気の低下を招くだけということもある
▼長く政権を担った佐藤栄作元首相は「人事の佐藤」と呼ばれた。往年の政治記者による討論『戦後保守政治の軌跡』によれば、その要諦(ようてい)の一つは、失敗したらすぐに切るということだった。ただし、切った後で面倒を見る。だから恨まれなかった
▼安倍首相が9月3日に内閣改造をする。緒戦の首尾は上々のようである。ライバルの石破茂幹事長に入閣を求め、きのう首を縦に振らせた。石破氏は今回「無役」も辞さず、ポスト安倍に備えるかと見られていたから、ひとまず不穏な動きの芽を摘んだ格好だ
▼周到な陣立てをもって長期政権の礎としたい。それが首相の狙いだろう。だが、自民党内には入閣待望組が押すな押すなである。人事のジレンマが口を開けて待っている
▼人材登用に独特の基準を示したのはサッカー日本代表のアギーレ新監督だ。おととい、初の代表入り5人を含め、驚きの抜擢を発表した。その持論によれば、1人の選手が1試合でボールを持つのは平均2分だけ。だから、「残りの88分間で何をしているか」を見る。ピッチでの献身が問われるのだ
▼選ばれてもやれやれとはいかない。厳しい競争が待っている。失敗すれば切られる。すべてチームが結果を出すためだ。嫉妬や足の引っ張り合いが珍しくない政界ではこうはいきそうにない。
http://www.asahi.com/paper/column.html?iref=com_gnavi
読者が減って
あせりがあるのか
政治を
サッカーと
からめて
結局、
何言いたいやら <;`∀´>