太地町、控訴しない方針
和歌山県太地町の「町立くじらの博物館」で、反捕鯨団体のオーストラリア人女性が入館を拒否されたとして起こした訴訟で町側が敗訴した和歌山地裁判決について、町は2日、控訴しない方針を明らかにした。
同館の林克紀館長が取材に答えた。先月25日の地裁判決後、同町の三軒一高町長や弁護士と相談して決めたという。
判決では、女性が捕鯨について学ぼうとする行為を不当に制約したとして慰謝料11万円の支払いを命じたが、入館拒否は博物館の管理の支障を考慮したもので思想信条の侵害には当たらないと指摘。さらに、女性の捕鯨の歴史を知ろうとする動機も極めて希薄だったとした。
林館長は「十分に町側の言い分もくんでもらった判決だ」としている。