「セウォル号がひっかいた4月…それでも春を待ちます」
Posted April. 06, 2016 07:30,
Updated April. 06, 2016 07:38
「私は遺族として、生き残った生徒たちも同じ名で生涯を生きなければならないのに、あの長い年月をどう過ごせばよいのでしょうか。我々の胸の痛みを伝え、『セウォル号世代』と呼ばれる同じ世代の人たちと一緒に幸せに暮らしたいと思って、我々のことを語りたいと思いました」
故パク・ソンホ君の姉であるパク・ボナ氏は淡々と言葉をつづけた。旅客船セウォル号の生存生徒11人と犠牲者の15人の兄弟姉妹の肉声を収録した「春は再び来るでしょう」(チャンビ)の発売懇談会が5日、ソウル中区(チュング)フランシスコ教育会館で行われた。
昨年発売された「金曜日には戻ってきてね」の後続編ともいえるこの本は、彼らが2年間、口にできなかった胸の内を記録した。犠牲者の両親たちの肉声を込めた「金曜日には…」を書いた4.16セウォル号惨事作家記録団も参加した。
この本の中には、喪主がどんな意味かすら分からないまま、喪主を務め、海を眺めながら涙を流す自分を見ながら、感情が鈍くなることを願う声がそのまま盛り込まれている。故ナム・ジヒョンさんの姉であるナム・ソヒョンさんは、「両親は両親なりに、私たちは私たちなりに、お互いに荷を背負わせないようという気持ちで生きてきたが、今ようやくお互いの気持ちを語りあうことができるようになった気がする」と話した。
彼らは苦痛の時間を過ごしたが、それと同時に成長し、再び立ち上がることができたと話している。イ・ホヨン作家は、「被害者たちはそれぞれが置かれている状況によって、微妙に立場が違っているが、お互いに理解し、抱き合うきっかけになればと思う」と話した。
パク・ゴンウンやユン・ピルなどの漫画家5人は、本の内容をネット漫画5話分に制作して、ダウムカカオのストーリーファンディングに先月29日から1ヵ月間の予定で連載している。