そしてエロいは偉かった!

兄と妹の近親姦から国が始まる『古事記』、
若き日に義母を犯して子を産ませた光源氏が、
老いては若い男に妻を寝取られる不倫の恋満載の『源氏物語』、
実はゲイ・カップル弥次喜多の駆け落ち旅だった『東海道中膝栗毛』など。
日本の古典文学に燦然と刻まれた「エロ大国ニッポン」の、
パワーあふれる姿を余すところなくご紹介。
・幕末に来た西洋人たちが、そのハレンチさに驚いたという歌舞伎 the日本伝統芸能
病身舞よりすごいのか?wwwwwwwwwww
人によっては、同性愛の部分は気分悪く感じるかもしれません。
●『古事記』や『日本書記』には、兄神・イザナギと妹神・イザナミの目合(まぐわい)によって、日本の国土や神々が生み出されたことが記されてい る、
●『源氏物語』は、義母を初めとする人妻を次々と犯す光源氏の不倫物語だ、
●能楽を大成させた世阿弥は大変な美少年で、時の将軍・足利義満の男色の対 象であった、
●歌舞伎の創始者・出雲の阿国は、10歳前後の少女が、「抱いて寝る夜の暁は 離れがたなの寝肌や」といった大人向けの色っぽい歌を歌いなが ら踊る「やや子踊り」で人気を博した、
●『東海道中膝栗毛』の旅する主人公、弥次・喜多は男色カップルである(もっとも、この二人は男色も女色もOKの 「両刀使い」だが)――など、CTスキャンによる日本史の断層写真が次から次へと紹介されていきます。
第1章 日本の古典文学はエロいという常識 ――権力のエロ肯定から生まれた文化
第2章 エロいほうがエラかった平安貴族 ――日本に「チン切り神話」がない理由
第3章 『源氏物語』がどんな時代にも生き延びた理由 ――花鳥風月に託された性
第4章 『万葉集』の「人妻」の謎 ――不倫が文化だった平安時代に消えた「人妻」
第5章 平安古典に見る「正しい正月の過ごし方」 ――「睦月」と「ヒメ始め」
第6章 なぜ日本のお坊さんには妻子がいるのか ――「日本化」して性にゆるくなった仏教
第7章 あいまいな性の世界がもたらすエロス ――日本の同性愛
第8章 「エロ爺」と「エロ婆」の誕生 ――貧乏女とエロ婆の関係
第9章 あげまん・さげまんのルーツ ――日本の「女性器依存」はなぜ生まれたか?
第10章 ガラパゴス化した江戸の嫌なエロ ――西鶴、近松、南北
第11章 河童と男色 ――なぜ昔の河童は可愛くないのか?
第12章 「外の目意識」が招いた「エロの危機」 ――「処女膜」の発見が招いたもの