中国家電大手の美的集団(広東省、マイディアグループ)の傘下に入った東芝ライフスタイル
は8日、6月末に発足した新体制の記者説明会で、2017年度に営業利益、純利益とも黒字
転換させる見通しを明らかにした。
東芝ライフスタイルは東芝本体が全株式のうち8割強を美的の香港子会社に売却。40年間
にわたり東芝ブランドを継続使用するなどの提携関係を結んだ。売却手続きは6月末に終えて
おり、美的から会長と副社長を招いた新体制が動き出している。
黒字転換の見通しは東芝出身で売却前から継続してトップを務める石渡敏郎社長が説明会
で明らかにした。売却前は3月だった決算期を12月に改めたうえで、来年1~12月期の17年度
に黒字転換すると説明した。東芝の白物家電事業は赤字が続いていた。美的との協業で調達
などのコスト削減を進めるほか、300 リットル以下の容量の冷蔵庫や単機能の電子レンジなど
東芝が持っていなかった製品群を新たに発売することでシェアを高め、利益を引き上げる。
日本市場で展開するブランドは美的の製品を含めて東芝ライフスタイルが管理する。ただ当面、
日本では東芝ブランドのみを使用し、「美的ブランドの展開は考えていない」(石渡社長)。東芝
ライフスタイルのグループが開発・製造・販売する体制や国内販売網、アフターサービスなどの
体制は変えない。
美的は日本国内ではブランド展開せずブランドを含めて東芝の資産をフル活用する。海爾集団
(ハイアール)など中国企業が日本市場で苦戦した事例を踏まえ、まずは東芝に「自治」を認める
戦略だ。
白物家電は美的集団の傘下に入ったが
東芝が管理する?
今後も東芝の白物家電を買っても 大丈夫ということ?