わたしは最近、韓国であふれるほどの愛情を注がれている超高層ビルです。韓国では現在、ソ¥ウル蚕¥室の第2ロッテワールド(112階、555メートル)をはじめとして、竜山ドリームタワー(150階、620メートル)、上岩洞のデジタルメディアシティー(133階、640メートル)、仁川タワー(151階、613メートル)など、100階を超えるビルの建設計画が10カ所以上で進められています。これには本当に驚くばかりです。ここ4、5年の間は世界中から愛情を注がれてきましたが、不況の影響で最近はそれも非常に冷たくなりました。そのような現実を考えると、韓国人から注がれる愛情は本当に感動そのものです。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを世界中に知らしめた世界一の高さを誇るブルジュ・ドバイ(160階、800メートル)の影響を受けて建設が進められていたサウジアラビアのキングダムタワー(1600メートル)、米国シカゴのスパイアー(150階、800メートル)など、多くのプロジェクトが不況の影響で中断あるいは白紙化されています。
率直に言って、わたしへの愛情が悲劇で終わるケースも多く、行き過ぎた愛情には逆に不安さえ感じます。そのためドイツ銀行アナリストのローレンスさんは「超高層ビルの呪い」という言葉まで作り出しました。超高層ビルは経済不況の前奏曲だというのです。実際に1931年には、ニューヨークで最初の超高層ビルであるエンパイア・ステート・ビルが完成しましたが、そのとき大恐慌が襲いました。70年代にはシカゴにシアーズ・タワー(110階、443メートル)が完成しましたが、そのころオイルショックで世界的な不況となりました。そして、マレーシアでペトロナス・タワー(88階、452メートル)が完成した98年には、アジア全体が通貨危機に見舞われたのです。
そして、わたしに対する呪いが再び話題となっています。ここ30年間高層ビルの建設を行ってこなかった米国でも、シカゴのスパイアー・ビルやニューヨークの世界金融センター(609メートル)の建設が行われた矢先に、またも最悪の経済危機が訪れました。
わたしに対する愛情が悲劇に終わるのは、わたしに投入される多額の費用と関係があります。100階以上のビルを建設するにはさまざまなハイテク技術に特殊な資材が使われます。そのため、一般のビルに比べると2倍から3倍の費用がかかります。100階以上の建物には一般的に60台以上のエレベーターが設置され、使われない空間も数多くあります。メンテナンスにも費用がかかるため賃貸料も高く、完成後数年間は空室になることも珍しくありません。エンパイア・ステート・ビルもかつては「エンプティ・ステート・ビル」(空っぽのビル)と呼ばれました。シカゴのシアーズ・タワーも長期間にわたり空室状態が続きました。
超高層というのは非常にシンボリックでもあることから、人々はわたしに愛情を注ぎます。しかしその多額な費用に見合った収益を出すのは簡単ではありません。韓国がわたしに熱烈な愛情を注ぐのは、今もわたしを「大きなチャンス」と見なしているからでしょう。
しかし現実はそう甘くありません。ロンドンのカナリウォーフに欧州で最も高いビルを建設した不動産会社のO&Yは倒産し、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルは20年にわたり建設した会社に莫大(ばくだい)な損失をもたらしました。世界最高のブルジュ・ドバイの建設を進めているエマール社も米国にある子会社が倒産するなど、流動性に問題が出てきました。大阪にあるコスモ・タワーもオフィスの借り手がつかず、まさに金食い虫へと転落しています。韓国から注がれる大きな愛情には感謝しますが、わたしのことを黄金の卵を生むガチョウだと錯覚するのだけはやめてほしいものです。
http://www.chosunonline.com/news/20090307000051
http://www.chosunonline.com/news/20090307000052
そのような現実を考えると、韓国人から注がれる愛情は本当に感動そのものです。
→頭悪い、気持ち悪い。
率直に言って、わたしへの愛情が悲劇で終わるケースも多く、行き過ぎた愛情には逆に不安さえ感じます。
→意味が全く、わからない。
馬鹿と煙は高いところが好きです。