日本人が知らない「コレステロールの嘘」と健康利権の不都合な真実
(中略)
でも、ウソはそれほど長く続かず、3年前には血圧の基準(130)がおかしいという声明が
日本ドッグ学会から出て、2年前には厚労省が「コレステロールは食事によらない。
卵や油っぽいものを食べてもコレステロールは変化しない」と発表するまでになりました。
8年ほど前の厚労省内部の検討会では「コレステロールの基準を高くするべきではないか」
との意見に対して、病院側から「薬が出せなくなり病院経営が破綻する」との反対意見が出ていました。
言うまでも無く、医療は病院の経営のために(いやらしく言えば、医者のゴルフ代のために)存在するのではなく、
国民の健康のためですから、必要も無い規制をして薬を売り、病院経営を成り立たせるなどは論外ですが、
このような議論が非公式にせよ、国の会合レベルで出ることに問題があります。
そうして「健康ブーム」の嵐が去ってみると、次のようなことが問題になっています
問題1
国が血圧130以下と言い、医師は130以上になると降圧剤を処方していたが、
実は「一人の人の適正な血圧」を測定することも、数値も分からないということがバレた。
だから、血圧が100を切る若い女性も「正常な血圧」なら、血圧が170の80歳の男性も「正常な血圧」となってしまった。
もし医師が「血圧が高いですね」と言っても「私の適正な血圧はいくつですか?」と患者が質問すると
医師は答えられないということが分かった。
問題2
もし「正常な血圧」が分かれば治療ができるが、分からないのでできない。
正常な血圧より高ければ脳溢血のような血管系の病気になる可能性が高くなるし、
低ければ血の循環が悪いので、「酸素、栄養、白血球(感染防止など)、TNF(ガン阻止)」が衰えて、
元気がなくなり、肌が老人化し、肺炎やガン、認知症になる。だから血圧を下げるのも上げるのも危険だ。
問題3
食塩を取ると血圧が上がる人は日本人で5人に1人なのに、誰もが減塩すれば血圧が下がると錯覚させた。
問題4
これまで「悪玉コレステロール」」と言っていたものが「必須コレステロール」だったので、
コレステロールが減るとガンや認知症になりやすい。
問題5
これまで卵やブタの脂を食べるとコレステロールが増えると言われていたが、
コレステロールは体に必要で、食事からとれないと肝臓などで余計に合成するので、
コレステロール値と食事は無関係(厚労省も発表している)。
問題6
もともと日本食には動物油も植物油も使わない。人間にとっては動物油が必要で、
植物油は危険だ。もし植物油をとるなら、その2倍程度の動物の脂が必要な事が分かってきた(日本栄養油脂学会)。
問題7
痛風も同じで、ビール、牛肉などが悪いとされてきたが、実は痛風の原因となる物質も体内で必要なものなので、
合成される。単に作りすぎている場合に痛風になるだけなので、食事とは関係はほとんど無い。
たとえば「生野菜に植物油をかけて食べる(サラダ油をかけたサラダ)」などは最も
「危険な食物」の可能性が高いということになったのです。
確かに日本食では肉の脂を食べないので、植物油もほとんど使わないことがわかりますし、
日本食の野菜は大根、にんじん、ゴボウ、里芋など根菜類が多く、葉物は少ないのが特徴です。
寄生虫の問題もあったのですが、生の葉を食べる習慣はほとんどなかったので、
実際に「生野菜」が健康に良いのか悪いのか、少し様子を見なければ分からないと思います。
日本人が知らない「コレステロールの嘘」と健康利権の不都合な真実=武田邦彦
2017年4月16日
http://www.mag2.com/p/money/213310/2