自民「分裂に発展するか…」 共産は共闘堅持強調
【民進党代表選】PR
民進党代表選の共同記者会見を終え、握手する枝野幸男元官房長官(左)と前原誠司元外相=21日午後、東京・永田町の党本部
21日に告示された民進党代表選について、自民党は民進党が代表選の論戦を通じてどのような対抗軸を打ち出してくるのか注視している。一方、共産党は民進党を含めた野党4党による共闘路線の維持を求めた。
自民党の岸田文雄政調会長は21日、茨城県那珂市で民進党代表選について記者団に「大きな関心を持っている」と語った。その上で、前原誠司元外相と枝野幸男元官房長官との間で、野党共闘などをめぐり温度差があることを念頭に「憲法、共産党との野党共闘、社会保障の財源に注目したい」と述べ、党の立ち位置がどちらに傾くのかを見極めていく考えを示した。
代表選で民進党内の路線対立が深刻化すれば党分裂のリスクが高まる。次期衆院選をにらみ、自民党内では「分裂に発展するかどうか。今から楽しみだ」(党幹部)との声が漏れる。
一方、前原氏は共産党との選挙協力を再検討する考えを示したが、共産党の小池晃書記局長は記者会見で、10月の衆院トリプル補欠選挙について「先行して野党統一候補を決める方向で議論を進めたい」と述べた。次期衆院選で民進、共産、自由、社民の4野党党首が候補者調整を進めるとの合意についても「誠実に実行を進めたい」と堅持する考えを強調した。
自由党の小沢一郎代表は「民進党が野党第一党の旗を振り、志を同じくする野党を結集し、自公に代わる受け皿を作る人が代表になってほしい」と注文をつけた。