THAAD:30日までに配備完了、米軍が韓国政府に要求か
米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の未配備ランチャー4基について「米軍が韓国政府に30日までに配備を完了させるよう要求している」との発言が24日に出た。
国会情報委員長を務める保守系最大野党「自由韓国党」のイ・チョルウ議員はこの日夜、同党の議員集会で記者団に対し「李洛淵(イ・ナクヨン)首相から先日直接聞いた話だ」と前置きした上でこれを伝え「この問題で李首相は頭を痛めている」とも述べた。
韓国政府は先月29日、北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)とみられるミサイルを発射した直後、慶尚北道星州郡にすでに配備されているTHAADランチャー2基の他に、4基を追加で臨時配備することを決めた。しかしその具体的な日程は公表されていない。
一方でイ・チョルウ議員の発言が報じられると、李首相の周辺では「首相がそんなことを言ったことはない」としてこれを否定している。
しかしこれに先立ち大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)も国会予算決算特別委員会の全体会議に出席した際、追加配備をうかがわせる発言をしていた。同委員会で自由韓国党の慶大秀(キョン・デス)議員が「今年中にTHAAD(ランチャー)4基の追加配備が完了するのか」と質問すると、鄭室長は「それよりずっと早い時期に、THAADランチャー4基の臨時配備が近く完了するものと期待している」と答弁していた。
一連の発言と関連して「先日米軍司令官らが相次いで韓国を訪問した際、THAADの追加配備に関する話し合いがあったのでは」との見方がさまざまな方面で語られている。