外見至上主義に批判も 韓国人はなぜ美醜に執着するのか?
11/30(木) 9:26配信

韓国では“身だしなみ”のひとつ(韓国の美容整形企業)/(C)共同通信社
韓国で“外見至上主義”への批判が増えているそうだ。聯合ニュースによると、2022年までに、ソウルの地下鉄内の美容整形の広告が全廃されるとか。整形に寛容な社会に疑問の声が出ていて、整形社会を皮肉った映画「もし、あなたなら~6つの視線」(2003年製作)も話題になったという。
それでも、まだまだ整形が廃れる気配はない。むしろ最近は整形する年齢が徐々に低年齢化している。
「以前は大学の合格祝いで、親がお金を出して春休みに整形をさせていました。今はそれだと高校の卒業アルバムの撮影に間に合わないので高校在学中にさせるようになっています」と言うのは、韓国事情に詳しいライターの児玉愛子氏。卒業アルバムに“ブス”な写真が残ってしまうと細工が一発でバレてしまう。そこまで必死なのは美醜が人生に大きく影響するからだ。
「特に今の韓国は就職難で、面接ではより美人が優遇されます。航空会社に勤める人は『まぶたは二重が条件』と話していました。なぜそんなに整形するのかを韓国の人に取材すると、『相手に失礼だから』と答えます。整形している人は周囲に気を使えて財力もある、と高評価になるのです。以前、私は韓国の知人に“シミ”を取らないことを失礼と指摘された。“鼻くそを付けて歩いているのと同じだ”と言われてしまいましたね」(児玉氏)
整形はすればするほど人生は好転する。二重や鼻を高くするのは当たり前。財力次第で足を細くしたり、バストを大きくしたりする。それによって就職はもちろん、サムスンなどの財閥系エリートとの結婚も夢ではなくなるそうだ。
もっとも、美しさを求めるのは女性だけではない。男性にとっても整形は“身だしなみ”のひとつというから驚きだ。
「英語の発音を良くするために、親が子どもの舌を整形させる手術がはやっていたこともありました。今はエラの整形ですね。気に入らないと変えないと気が済まない国民性なのでしょう」(児玉氏)
顔だけではなく、改名申請も年間数万人単位で行われている。一方で、整形に批判的なのは大学の教職員で“ブス”が多いといわれている。
「彼女たちは、頭がいいからプライドがある。“顔を変えてなんとかしよう”と思いません。韓国社会では、すごく頭のいい“素顔”と、整形の“すごい美人(美男)”で、二極化している。どちらにも当てはまらない人は“負け組”の烙印(らくいん)を押されてしまう。シビアな社会なのです」(児玉氏)
美容整形街で知られる江南(カンナム)では、今もプロテクターや包帯姿でうろつく女性が少なくないそうだ。
魂も整形できるといいですねw