与党が公の場で言ってるのに???
青瓦台「平昌五輪に『平壌五輪』という古臭いあだ名…理解できない」
2018年01月23日15時24分中央日報 青瓦台(チョンワデ、大統領府)が2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に関連して「平壌(ピョンヤン)五輪という古臭いあだ名を付けることを理解することはできない」と明らかにした。
朴洙賢(パク・スヒョン)青瓦台報道官は23日、記者会見を通じて「わずか1カ月前でさえ韓半島(朝鮮半島)には一触即発の緊張が漂っていた。文在寅(ムン・ジェイン)政府の対話を通した韓半島危機解消の努力が北朝鮮の五輪参加につながった」と述べた。
朴報道官は「2014年仁川(インチョン)アジア競技大会に北朝鮮選手団が参加し、北朝鮮高官代表団が競技を参観したが、誰も『平壌アジア競技大会』とは呼んでいない」と指摘した。
これは自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表が前日の新年記者会見で「私が平昌五輪を平壌五輪と命名した」とし「これが北の体制宣伝長であって、大韓民国のオリンピックか。北核の完成を後押しする時間になれば、文在寅政権は歴史の罪人になるだろう」と述べたことに対する反論とみられる。
朴報道官は平昌誘致決議案と平昌五輪特別法の内容を取り上げて「今でもその時その精神に戻らなければならない。品格あるホストとしてゲストを堂々と迎えようではないか」と強調した。同時に「平昌五輪の成功的開催に与野は共にあるべきだ。平和オリンピックになるように気持ちと知恵を結集してほしい」と呼びかけた。
記事入力 : 2018/01/23 11:17
【萬物相】「平壌五輪」、笑うに笑えない失言
「フロイト的失言」という言葉がある。隠したい本音を無意識のうちについ口にしてしまうことだ。知られると困ること、あるいは何かを強く求める思いを押し殺していると、いつしかこのような失敗を犯してしまう。これが精神分析学者であるフロイトの説明だ。2013年に当時のバイデン米副大統領はオバマ大統領2期目の就任パーティーで「米国の大統領であることが誇らしい」と発言し、慌ててこれを修正した。朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領は12年11月、大統領選挙への出馬を発表する会見で「これまで15年間、国民と悲しみや喜びを分かち合った大統領職(実際は国会議員)から辞任する」と述べた。「大統領になる」という夢がそれだけ強かったのだろう。
本来言うべきことと正反対の内容を口にしてしまうケースもある。大統領選挙戦が激しかった昨年4月、中道系野党「国民の党」で当時代表を務めていた朴智元(パク・チウォン)議員は光州広域市で遊説を行った際、同党の大統領候補だった「安哲秀(アン・チョルス)」と書かれたジャンパーを着ていながら「文在寅(ムン・ジェイン)が(大統領に)なれば、湖南(全羅南北道)の取り分を持ってくることができる」と叫んだ。2016年の国会議員選挙では金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表(当時)が選挙区で安哲秀氏と対決したイ・ジュンソク候補の応援演説で「わが国の発展のため安哲秀候補を選択してほしい」と呼び掛けた。言い慣れた候補の名前をつい口にしてしまったのだ。
与党「共に民主党」政策委員会の金太年(キム・テニョン)議長は22日に行われた会議で「冬季オリンピックが来月『平壌』で開催される」と述べたところ、隣に座っていた禹元植(ウ・ウォンシク)院内代表が「平昌、平昌」と耳打ちし、あわてて訂正するハプニングが起こった。
平昌と平壌の発音は韓国語だと確かによく似ている。2014年には平昌に行こうとしていたあるケニア人が、経由地の北京で「平壌」と聞き間違えた旅行会社職員のミスで本当に平壌まで行ったケースもある。
頭の中が何かでいっぱいになって簡単に忘れられない状態は「強迫観念」と呼ばれる。韓国政府と与党は太極旗(韓国の国旗)が登場しない開会式や、事前に相談のないまま決められた南北合同チームなどへの批判がこれほど強くなるとは予測できなかったようだ。実際に平壌に対する政治的な配慮が平昌でのスポーツ精神をはるかに上回った今回の冬季オリンピックについては「平壌オリンピックになるのでは」といった声も非常に強くなっている。
金太年議長が平昌と平壌を区分できないとは考えられず、また最近「平壌オリンピック」という言葉がよく話題になっていることもあり「つい言い間違った」というのが事実だろう。
あるいはもしかすると「平壌オリンピック」が金太年議長の頭の中で一種の脅迫観念になっていたのかもしれない。
いずれにしても「平昌オリンピック」の成功を願う心からの思いがつい「平壌」という言葉になったと信じたい。しかし簡単に笑って済ませるわけにもいかないのが今の韓国社会の雰囲気だ。