1.公園のベンチに座ってぼにゃり煙草を吸っていたら、現地の警官に突然朝鮮語で職務質問を受けたこと。
あとでガイドの人に聞いたところ、南朝鮮では昼間若い男がうろうろしてると、北から侵入してきたスパイと疑われることがある、とのことだった。
このときは呆然とその警官を見上げていたら「イルボン?」と訊いてきたので、「そうだ」と答えると彼は肩をそびやかして去っていった。
もし私がホントに北のスパイだったら、あいつは間抜けな警官ということになるんだろうな、とガイドの説明を受けてからそう思ったものである。
2.泊っているホテルを出てどこかで飯を食おうと、ホテルの裏口の方を歩いていたら、突然やってきた幌付きの軍用トラックが止まり、その荷台から十名あまりの兵士たちが小銃を片手に降りてきて、そのままホテルの地下駐車場に突入していったのを目撃したこと。
あれ何だったのか今でも不明である。
ちなみに泊っていたホテルは、ホリデイインソウルであったと記憶している。
1997年、南朝鮮がIMFの管理下に入った、記念すべき年の出来事であった。

あひゃひゃひゃ!