【GM『赤字で成果給支給・・・世界の工場で韓国だけ』】
韓国GMは、なぜ群山(クンサン)工場を閉鎖するのか
生産性昌原(チャンウォン)、富平(プピョン)工場の1/3
労働者仕事しなくても賃金の80%保障
団体交渉害を齎す条項の影響
カハー・カゼム社長、今後追加リストラ暗示
ゼネラルモータース(GM)が全羅北道(チョルラブクト)群山市(クンサン)市小龍洞(ソリョンドン)の韓国GM群山(クンサン)工場を完全に閉鎖する。約2,000人の労働者も5月までにリストラする。
韓国GMは13日、「過去数年間、深刻な損失を記録し、経営実績を綿密に検討した結果、5月末までの群山(クンサン)工場の生産停止、工場の閉鎖を決めた」と発表した。これで韓国GMの前身である大宇自動車が1997年に設立した乗用車の生産工場は22年で閉鎖される事になった。韓国GM群山(クンサン)工場は、8日生産ラインを止めた。
韓国GMの工場閉鎖と言う極端な決定は、群山(クンサン)工場の低生産・高賃金構造の為である。GMの世界の工場は勿論、国内の工場と比較しても群山(クンサン)工場の生産性は低い。昌原(チャンウォン)、富平(プピョン)工場が1時間=約60台を生産するのに比べ、群山(クンサン)工場の1時間の生産台数は20台に過ぎない。国内工場との比較でも、群山(クンサン)工場の生産性は1/3である。
生産量が急減しているにも関わらず、固定費は『底抜けの樽』のように投入された。昨年以降、群山(クンサン)工場は月5~6日しか稼動していないが、労働者は工場が止まっても賃金の80%前後を受け取って来た。韓国GMの団体交渉は、工場労働者が勤務しなくても、休業手当て名目で直前の3ヶ月の平均賃金の80%を保全するよう規定している。韓国GMは、「群山(クンサン)工場の稼動率が下がり続け、工場の運営は不可能になった」と説明した。
韓国GMの売上に占める人件費の割合は、フォルクスワーゲンやトヨタより高い水準である。累積赤字が積もる状況でも、賃金は上がり続けた。兆単位の赤字が累積し始めても、韓国GM労組は、賃金上昇の為に5年間に357日ストライキを行い、1人6,150万ウォンの成果給を受取り、46万ウォン基本給引上げ案を貫徹した。韓国GMの1人当りの平均賃金は7,300万ウォン(2013年)→8,700万ウォン(2016年)に20%上がった。韓国GMは、「昨年世界のGMの工場の内、赤字で成果給を支給したのは韓国だけ」と話した。
更に大きな問題は、群山(クンサン)工場の閉鎖は終わりで無く、始まりだと言う点である。韓国GMのカハー・カゼム社長は、「今回の措置は、韓国事業の構造調整の第一歩」と表現した。更に、群山(クンサン)工場の閉鎖決定は、「世界的に振るわない実績を記録した工場の積極的な構造改革作業の一環』と話した。今後、更なる構造調整が続く可能性があると言う意味である。
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