心配しすぎw 文にはこの道しかないからだろうw
記事入力 : 2018/03/11 05:06
【コラム】「いわゆる同盟」がもたらす安保請求書
米朝対話が成立すると言っても、北核問題が解決されるという保障はどこにもない。米国のある情報通は「米国は対話への転換で制裁と圧力が困難だと判断した場合、米国を狙った大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発中断と廃棄を条件に、北が求める『核凍結』(従来の核兵器の容認)カードを差し出す可能性もある」と説明する。 米国のペンス副大統領が平昌冬季五輪の開会式に参加する直前のことだった。米国のある高位外交官が韓国の元・現職の外交安保関係者と会合し、かなりの不満と懸念を示したという。ペンス副大統領の儀典問題から対朝政策に至る幅広い内容だった。ペンス副大統領は直接、北朝鮮の代表団と動きが重ならないよう依頼した。しかし、これを韓国政府はそれほど重大なこととは考えなかったようだ。
数日後、懸念は現実となった。ペンス副大統領は、金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長が待つ平昌五輪開会式の晩餐(ばんさん)に参加しなかった。開会式場で前後に座った金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長も無視することとなった。米朝両国の対話を模索していた現政権の試みは、水泡に帰した。これまで金与正副部長は、文在寅大統領と4回も会ったほか、首相、秘書室長、長官からも食事の接待を受けていた。
ペンス副大統領が一方的に対話を拒否したのではないという。しかし、ともすれば米国に「核の脅威」を浴びせる北朝鮮とおおっぴらに握手するのだけは避けたかったはずだ。ある消息筋は「にもかかわらず、2度も出くわすように仕組まれたことに気まずさを覚えたのだろう」と説明する。それ以来、韓米首脳間の電話会談はなかった。
政府は、平昌五輪をきっかけに南北関係を改善し、非核化に向けた米朝対話を成功させようと考えた。そこで、北朝鮮の気まぐれと減らず口にはある程度目をつぶり、米国には「理解」を求めようと考えたはずだ。しかし、韓国が何をしようとも米国が韓国を後押ししてくれるといった考えは、誤算だ。特に「米国ファースト」を叫ぶトランプ政権下ではなおさらのことだ。
最近トランプ大統領は「韓米同盟」を「いわゆる同盟(so-called
ally)」と言及した。本当の同盟ではなく、単に同盟程度の関係といった意味だ。
トランプ大統領はもう「(韓国は)経済的には同盟ではない」と宣言した。
韓国製の洗濯機の緊急輸入制限措置に続き、多くの同盟国の中で韓国にだけ鉄鋼関税規制措置を下した。韓米自由貿易協定(FTA)の改正交渉も、どうなるか分からない。
安保をめぐる案件はさらなる懸念材料だ。政府は、米国の不満を横目に対朝制裁に対する例外を至る所に設けた。すでに1回延長した韓米連合軍事演習が再び延期される可能性もある。政府は米朝を同じテーブルに座らせれば問題が解決すると期待しているようだ。
しかし、北朝鮮はさておき、米国が韓国の思い通りに動いてくれるだろうか。
米国は、自国の安保が危ないと判断すれば、いつでも対朝軍事措置に踏み切ることができる。韓米間の心理的距離が遠のくほど、可能性はより拡大する。
われわれの意志とは関係なく、韓半島(朝鮮半島)に非常事態が生ずる恐れもある。
米国は昨年9月、戦略爆撃機B1Bを東海(日本海)の北朝鮮の鼻先まで出撃させた。以前は北朝鮮に悟られないよう、より近くまで送っていたという。
米朝対話が成立すると言っても、北核問題が解決されるという保障はどこにもない。
米国のある情報通は「米国は北との対話を通じて制裁と圧力による問題解決が困難と判断した場合、米国を狙った大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発中断と廃棄を条件に、北が求める『核凍結』(従来の核兵器の容認)カードを差し出す可能性もある」と説明する。
この場合、深刻な安保危機に陥るのは韓国だ。「核を頭に置いたまま」米国の傘も望めない状況を迎える恐れがある。韓米共助を度外視して米国が朝鮮半島戦略を変更した瞬間、後戻りできないくらいの「安保請求書」を受け取ることになるのだ。
南北対話も、米朝対話も、状況によっては必要だ。
しかし、これが北核問題を解決するといった淡い希望を抱いているようでは困る。今最も注目しなければならないのは、韓米同盟に「赤信号」がともろうとしていることだ。