長崎県は今秋、同県の離島・対馬で武装ゲリラの侵入を想定した島民の避難支援や人質奪還の訓練を実施する。国民保護訓練の一環で、自衛隊も参加する。総務省消防庁によると、訓練のシナリオに人質奪還が盛り込まれるのは全国で初めて。
対馬は朝鮮半島から約50キロの距離にあり、日本政府は半島有事の際、在韓邦人らを一時退避させる計画を検討している。県によると、半島有事ではゲリラの侵入も想定しているという。
訓練は対馬北部でゲリラによる爆破テロが発生し、住民が島の南部に避難するとの想定。南部につながる唯一の橋が通行不能になったとして、自衛隊が出動して艦艇やヘリで避難を支援する。ゲリラが立てこもる廃校から、自衛隊員が人質を救出する訓練も行われる。
対馬は島の大半を山林が占め、自衛隊のレンジャー部隊などによる訓練が頻繁に行われている。県が国民保護訓練と連動できないか、自衛隊側に打診していた。
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