ガーナ沖で韓国マグロ漁船拉致、韓国駆逐艦が現地に急行
2018/04/02 10:25
先月26日(現地時間)にアフリカ西部のガーナ沖で操業していた韓国のマグロ漁船「マリン711」が海賊とみられる男らに乗っ取られ、船長や航海士、機関士の韓国人3人の所在が6日にわたり分からない状態が続いている。
漁船を乗っ取ったのは武装したナイジェリア人海賊9人と伝えられている。犯人らは漁船を拉致した後、ナイジェリア海軍から警告を受けながら追跡され、ベナンとナイジェリアの境界付近で船の中にあった金品と韓国人乗組員3人を自分たちのスピードボートに乗せ逃走した。その後、犯人らの所在は分かっていないという。一方で漁船に残っていたガーナ国籍の乗組員42人はすでに解放され、先月28日にガーナの港に到着した。しかし彼らの一部は暴行などを受け現在病院に入院しているという。
韓国政府は先月27日、漁船が乗っ取られた事実を確認した直後、韓国国内のメディアに船員らが救出されるまで報道の自粛を求めたが、事件発生から4日後の31日に事件を公表した。韓国政府関係者は「すでに外信により報道がなされ、また現時点で良い方向に進んでいることから、報道規制を解除した」と説明した。
中国国営の新華社通信はガーナ軍関係者の話として「韓国人乗組員らがナイジェリア南部で人質になっているとみられる」と報じた。しかし韓国政府は今のところ乗組員らの所在、犯行グループの正体や彼らからの要求について確認できていないようだ。韓国政府はナイジェリア南部にキリスト教徒が多いことから「イースター(4月1日)後に現地の政府関係者を通じて交渉が始まるのでは」と予想しているようだ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はアラブ首長国連邦(UAE)訪問中に事件について報告を受け、28日に帰国した直後から大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)に韓国海軍の駆逐艦・文武大王の派遣を命じた。アデン湾近くのオマーン沖合で任務遂行中だった文武大王は、アフリカ最南端の喜望峰を回り1万3000キロ以上を航海して今月16日ごろ現場に到着する予定だ。文武大王には韓国軍清海部隊所属の海軍特殊部隊(UTD/SEAL)30人からなる検問検索チームも乗船している。
アン・ジュンヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版ガーナ人の42人は無事解放されたようで、良かったです。