最後の瞬間まで秘密の聖火点火者、歴代五輪では…
五輪聖火の話をするとき、欠かせないのが最終点火者だ。大会の始まりを知らせる最終点火者の存在は最後の瞬間まで秘密とされる。来年2月、平昌に火をともす最終点火者の存在は、いまだベールに包まれている。
もちろん、好奇心まで我慢する必要はないだろう。想像めぐらす自由は、我々皆に与えられているからだ。やはり、歴代の五輪が良き参考になる。
(中略)
●火矢で点した聖火台
最終ランナーに劣らず、世界の注目を集めるのは点火方式だ。その中でも1992年のバルセロナ五輪で、パラリンピック・アーチェリー選手のアントニオ・レボジョ氏が火矢を射て聖火台に火を点したのは長らく膾炙される名場面だ。実際、矢は聖火台を通り過ぎたが、自動点火装置のお陰で火が通り過ぎるだけでも点火が可能だった。2008年の北京五輪では中国の体操英雄、李寧氏が体にワイヤーロープに吊り下げられたまま場内を一周して点火を行った。
1988年のソウル五輪では最終点火者3人がエレベーター装置に乗って聖火台に上り、火を点した。点火と同時に聖火台にいた鳩が焼かれてしまう、笑えない場面が演じられた。
背筋が凍る場面は1956年のコルチナ・ダンペッツオ冬季五輪でも見られた。スケートで聖火をリレー中だったスピードスケートのイタリア代表、グイド・カトリ選手がリンクのテレビのケーブルにつまづいて転倒したのだ。幸いに聖火は消えなかったが、平昌五輪では絶対に見たくない場面だ。
姜泓求 windup@donga.com
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