https://samurai20.jp/2018/10/kolie-55/
もう遅い、と言うのが我が国の世論だろう。半島有事が勃発した際、自衛隊の邦人保護は遅れる可能性がある。我が国の国民は「極力、韓国に渡航すべきではない」と考えるのが適切だろう。戦火に焼かれ、野垂れ死ぬ危険が高まった。
韓国最大の大手紙、朝鮮日報が「なぜ今になって韓国は旭日旗に怒っているのか」なるタイトルの記事を挙げている。自衛隊が護衛艦の派遣を”中止”したのちの記事である。
内容は、どちらかと言えば日本寄りであり、加熱しすぎた韓国世論を火消するかのような文脈に感じた。例えば、(1)戦犯旗とは何かという中タイトルにおいては『国立国語院によると、戦犯旗は韓国の標準国語大辞典に正式登録された単語ではない。ここ10年の間に韓国国内で作り出された新造語とみられる。また、法的・学術的に通用する概念でもない。国会図書館の所蔵資料中、戦犯旗に言及した韓国の学術論文は「0件」だ。』という具合に。
また、『メディアに登場し始めたのは2012年ごろ。それ以前は、韓国国内はもちろん戦犯国だった日本のメディアでも、戦犯旗という言葉が使われたケースはない。ヒトを指す「戦犯」という単語に、モノである「旗」を意味する言葉をくっつけるのは、語法の上では正しくないという指摘もある。』という流れは、必死すら感じる。
韓国における最大手ゆえ、影響力もあるだろう。いらぬ世話ではあるが、朝鮮日報すらも、韓国世論でボコボコに叩かれそうな気がする。彼等だって理解しているだろう。(韓国で)炎上するリスクを把握しつつも、この記事を書いたとすれば、それなりの覚悟ということだ。相当に焦っているように思う。
では何に焦っているかと言えば、「朝鮮半島ごと、西側諸国に見捨てられること」ではなかろうか。細かく言えば多々ある。半島有事が勃発した際に、自衛隊が協力しない。むしろ、できない。この事実は重く、自国民の死傷者数が膨大になると危惧すれば、なりふり構ってもいられないだろう。また、邦人保護が遅れるとなれば、日本人の渡航は減少する。企業も同様だ。
だが、影響は自衛隊を起因とするものだけではない。この判断は、自衛隊のみでなされたものとは思えない。外務省の手にも余る。政権そのものが「半島を、防共の防波堤として機能しない」と判断したと考えるべきだ。国旗・準国旗の否定とは、国家の否定である。我が国がその決断をしたとしても不思議ではない。
韓国は何に焦っているのか。恐らく、我が国だけを見ているわけではないように思う。保守からもアメポチと揶揄される我が国であるが、非常に遺憾ながらも、全否定できる状況にはないと思う。軍を持たぬためだ。韓国ですら、北朝鮮ですら国軍を持っているというのに。(CHINAは、共産党の私兵集団でより危険。)
半島からの後退、防共の防波堤としての機能喪失は、我が国だけの判断とは言い切れない。米中が緊迫する中、米国自体が「見捨てた」可能性を指摘したい。その背景を踏まえたうえで、我が国も追随しているように思う。自衛隊は、これらの背景を踏まえた上で決断したのではなかろうか。
となると、韓国の焦りも理解できる。西側諸国から見捨てられ、「用済み」として扱われるからだ。共産主義国家に対し「資本主義はこんなに豊か」と見せびらかすショーウインドーとしての効果が、半島の南側には求められた。我が国は、その財布とされたというのが歴史だと思っている。非常に不愉快ではあるけれど。
韓国への投資は止まる。戦火のリスクが高まり、海をまたいで隣接する「強大な海軍力」をもった我が国から、防衛協力を得られないためだ。世界中の企業が投資をためらうだろう。命の危険があるからだ。また、あの国が豊かな状態である理由が、世界にはなくなったからだ。
韓国が、半島内で独立を維持し、西側諸国の一員であることには、世界のメリットがあった。我が国にとっての国益も確かにあった。だが、それは失われた。韓国が狼狽えるのも、納得ではある。
朝鮮日報の記事に戻るが、第二項は”(2)自衛隊の艦船はなぜ旭日旗を掲揚するのか”と始まる。冒頭の言葉は『旭日旗は自衛隊の象徴だ。世界各国の軍隊は、自国の国籍旗とは別に、軍隊を代表する象徴が入った軍旗を掲げる。』と続く。まるで産経新聞のようだと言ったら怒られるだろうか。
さらに『旭日旗の原型は、江戸時代から使われている、いわゆる朝日の模様だというのが定説だ。これは赤い太陽から伸びる陽光を形象化したもので、出産・豊作・豊漁などを祈願する意味を込めたものだった。』という文章もある。
また、朝日新聞にも触れている。『「旭日」を日本語で訓読みすると「あさひ」だ。朝日の模様は、軍隊だけでなく民間でも広く使われている。日本の代表的な革新系メディア、朝日新聞社のロゴもこの模様を応用したものだ。』これは我が国のメディアは忖度して書けない言い回しでは?朝日新聞は、この記事についてはどうお考えなのだろう?日本のメディアが書いたら抗議しそうだ。
国際法についても述べている。『軍艦の軍旗掲揚は国際法に基づく義務的な措置だ。国連海洋法条約は、軍艦が航行する間、国籍を識別できる旗を掲揚することを義務として定めている。韓国海軍もまた、それに従って海軍旗を掲揚する。』というもの。
日本のメディアももっとしっかりしろ!と言いたくなるほどの記事なのだが、これが韓国最大手の新聞である。この焦りは、凄まじい。記事は、まだまだ続いていく。本稿で紹介しよう。
その上で、さくっと結論を書く。
もう遅い。日本人の怒りは凄まじく、旗を否定する行為を軽視し過ぎた。メディアごときでは、この流れは止められない。彼らは自らに対し、特権意識をもっているように思うが、「所詮は、民間私企業の群れ」に過ぎない。行政が意思表示を行い、米国も恐らく決断済みであり、我が国が意思表示をした以上、私企業がゴチャゴチャ言ってもどうにもならぬ。
我が国の国民性は、耐えれる限界までは耐える。
その後、どのような反応をするかは、歴史が示す通りだ。
私もそうであるし、この文章を読む貴方も同じだろう。
本稿では「中止」が適切なのか、もしくは「拒否」が正しいのか、用語選定に至った経緯についても述べたい。旭日旗を掲げて参加する方法も指摘されているが、私個人の考えとしては、ある理由から現実的ではないと考えた。