レーダー照射問題「韓国がどうしても隠したい」密漁と瀬取り
1/18(金) SmartFLASH 今回、なぜ韓国はレーダーを照射したのか。「そこには韓国が隠し通したい『不都合な真実』があったからだ」とみるのは、元防衛省情報分析官で軍事評論家の西村金一氏。
「漁業による外貨獲得を、経済の柱のひとつと考えている金正恩委員長は、燃料不足による漁船の漂流や遭難について、早急な対策を考えています。
そこで、遭難時の燃料補給を、韓国の文在寅大統領に要請したのだと思います。しかし燃料の受け渡しは、国連の制裁決議違反の疑いがあります。
今回のレーダー照射事件は、救助活動を自衛隊に発見された韓国軍が、焦りのあまり、過剰に対応したというのが真相でしょう」
西村氏は、レーダー照射事件が起きた現場の状況からも、「南北トップの親密な関係が推し量れる」と語る。
「北朝鮮の漁船から直接、韓国軍に救助要請を送るとは、通常考えにくいです。また韓国軍にも、北朝鮮の漁船を救助するために駆けつける義務はありません。となると漁船が、北朝鮮政府を通じ遭難した旨を、韓国サイドに伝えたと思われます。
おそらく、2018年の南北首脳会談のなかで、遭難した船舶についての保護協定ができていたのではないでしょうか」
「そもそも、今回の救助劇と通常の遭難救助には決定的な違いがあった」と語るのは、元海上自衛隊海将で、金沢工業大学虎ノ門大学院教授の伊藤俊幸氏だ。
「遭難した船が救助を要請するのなら、通常は遭難信号を発信して、付近に知らせるはずです。ところが、日本のEEZ内にいた船であるにもかかわらず、海上保安庁は遭難信号を受信していません。
それなのに、韓国の駆逐艦と警備救難艦が駆けつけていたのは、北朝鮮から韓国に直接救助を依頼したからだと思われます」
一方、嘉悦大学教授の高橋洋一氏は、「韓国は、北朝鮮の漁船を日常的に救助していた可能性がある」と語る。
「国連の経済制裁を受けている北朝鮮では、現在石油が手に入りにくくなっています。そんななかで、大和堆まで密漁にやってくる密漁船は、軍から石油の割り当てを受けているはず。つまり、軍の指揮下にあるとみていいでしょう。
北朝鮮軍の傘下にある密漁船を、韓国の軍が救助していたとすれば、北朝鮮による違法操業を、韓国が手助けしていたことになります。韓国軍が自衛隊機に対してレーダーを照射したのは、その現場を隠そうという意図があったのでしょう」
北朝鮮と韓国の不自然な接触。そこでは密漁のほかにも、「瀬取り」がおこなわれていたのでは、との指摘がされている。