【米軍縮小、緊張感のない現政権】
2019.01.22 00:23 中央日報朝鮮語版
4ヶ国同盟浮上で辺境転落危機
日本との紛争も悪材料として作用
10日、インドの首都ニューデリー。国内の注目がキム・ジョンウンの訪中に傾いている間、ここでは我が国の運命とも直結するイベントが行われた。インド政府の主管で、今年4度目の『ライシナ対話(Raisina Dialogue)』である。インドの首相官邸があるライシナの丘から名前を取ったこのイベントは、トランプ政権があげる『インド-太平洋時代』の4大主軸国(アメリカ・日本・オーストラリア・インド)の協力の為に用意された。国際舞台では、すでにこの4ヶ国の安保協力を『4ヶ国同盟(Quad Alliance)』と呼ぶ。
なぜ名前さえ馴染みが薄い4ヶ国同盟に注目する必要があるのか?アメリカの立場では4ヶ国同盟の重要性が大きくなるほど韓国の戦略的価値が縮小するからである。東アジアでアメリカはこれまで、『ハブ&スポーク(hub-spoke)戦略』を展開して来た。アメリカを中心にスポークのように韓国・日本・台湾・オーストラリア・シンガポールなど友好国と2国間同盟を締結し、アジア全域をまとめる戦略である。
そんなアメリカがトランプ大統領の就任後、突然『インド-太平洋戦略』と言う概念を持ち出し、安保構図を揺さぶり始めた。米日豪印の4ヶ国を同盟とする新たな安保軸が浮上したのである。その為、アメリカの核心同盟国で優遇されて来た韓国は、突然安保の辺境に転落する状況に陥った。
その為、最近外交・安保専門家の間では、『新アチソンライン』と言う言葉が亡霊のように飛び交っている。アチソンラインは、1950年アメリカの国務長官だったディーン・アチソンが発表した極東防衛ラインである。当時、アリューシャン列島-日本-沖縄-フィリピンを繋ぐ防衛ラインの中に韓国は含まれなかった。南侵してもアメリカは介入しないと北朝鮮が信じたのはその為である。
そんな不吉なアチソンラインが新たに議論されるのには別の理由もある。まず、2度目の米朝首脳会談を控え、至る所で在韓米軍縮小説が出ている。トランプ大統領は、韓国『安保タダ乗り論』を叫び、憚る事無く在韓米軍撤退を主張して来た人物である。そうで無くとも手を引きたい所に最もらしい口実が出来れば、その場で呼び戻す事は明らかである。
更に深刻なのは、在韓米軍の縮小は歩兵戦闘部隊が抜けると言う事である。現在、米第2師団第1旅団所属の4,500人は、9ヶ月の循環勤務原則に7月に帰国する。韓国に来る予定の新たな部隊を送らなければ自然に縮小されると言う事である。
日本との消耗戦も、米軍縮小を煽る悪材料である。日本はこれまで、在韓米軍の撤退に誰より強くに反対して来た。勿論、韓国で無く、自国の安保の為である。日本としては、在韓米軍撤退時、対馬海峡が最前線になる。昨年6月、トランプが在韓米軍撤退を取り出すとすぐに小野寺防衛大臣がマティス米国防長官に電話をかけ、「そのまま置くように」と要請したのもその為である。
しかし、そんな日本の雰囲気が変わった。在韓米軍撤退を仮定し、日本の安保問題を協議するケースが増えた。アメリカが在韓米軍を引き揚げようとしても、日本が止めない可能性が大きくなったとと言う意味である。こうなったのは、絶えず日本と対立して来た政府の責任も大きい。
このような雰囲気が続けば、トランプのアメリカ優先主義と日本の傍観の中、在韓米軍撤収、又は縮小が突然行われる可能性は大きくならざる得ない。韓国が孤立する事になり兼ねないと言う事である。在韓米軍撤退も、いつかは真剣に議論すべき事案である。しかし、きちんと準備されていない今では無い。そうであるにも関わらず、現政権には危機を感じる素振りもない。ただ苦しいばかりである。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190122-00000009-cnippou-kr
太平洋の安保協力で韓国は完全に構想外。
蚊帳の外w