新型肺炎、中国便激減の関空が欧州路線シフト
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大により国内と中国を結ぶ航空路線で運休が相次ぐ中、関西国際空港では欧州方面の長距離路線が存在感を増している。今春はスイス、トルコ、ロシアなどの路線が登場する予定だ。さらに欧州の“空の玄関口”として乗り継ぎ客を取り込みたいフィンランド航空(フィンエアー)も3月から増便する。中国依存からの脱却を狙う関空に、欧州航空各社が「救いの手」を提供している。 (牛島要平)
「7割減」の衝撃
「どこまで落ち込むのか見当がつかない」
2月10日、関空を運営する関西エアポートで、中国便の欠航状況を各航空会社に聞き取りしていた担当者は底なし沼にはまったような恐怖に襲われた。関空を10~16日に発着する中国便の旅客便数が当初計画の612便(往復)から7割近く減り、10日時点で401便の欠航が決定。前週の5割減から減少幅が拡大した