WTOは4月8日、世界貿易見通し(プレスリリース
)を発表し、2020年の世界の財貿易量が前年比で最大31.9%落ち込むと予測した(表参照)。世界の財貿易量は、貿易紛争や経済成長の鈍化により、2019年の時点で既に前年比0.1%減に落ち込んでいたが、新型コロナウイルスによる経済活動や生活への混乱を受け、全ての地域で貿易が減速する。
WTOは、貿易が急速に落ち込むものの2020年後半から回復する「楽観的シナリオ」と、貿易の落ち込みが2020年後半以降も継続して回復が遅れる「悲観的シナリオ」を示した。世界の財貿易量は、「楽観的シナリオ」の場合は前年比12.9%減、「悲観的シナリオ」の場合は同31.9%減となる見込みだ。「悲観的シナリオ」では、貿易への打撃は2008~2009年の金融危機を上回る可能性がある。
地域別にみると、いずれのシナリオでも、「その他」を除く全ての地域で、財貿易量は2桁の落ち込みとなる。輸出では、北米(前年比17.1~40.9%減)やアジア(同13.5~36.2%減)への打撃が大きい。財別にみると、複雑なバリューチェーンを抱える電子機器や自動車分野で、貿易が急減する可能性が指摘された。
サービス貿易も新型コロナウイルスの世界的流行が続く限り、縮小が続くと指摘した。サービス貿易は、上述の予測に含まれていないものの、移動制限や小売りおよび接客施設の閉鎖などにより、感染拡大の直接的な影響を受けるという。
日本は輸出依存度が低いので良かったwww