韓国の1人あたりの国家債務、今年1600万ウォン超へ

韓国の国民1人あたりの国家債務が1500万ウォン(約131万円)を超える。今年末には1700万ウォンに近づくという見方も出ている。
国会予算政策処の国家債務時計によると、10日午後5時基準に1人あたりの国家債務は1484万224ウォンだった。2月末に集計した中央政府と地方自治体の債務と予想値に基づいて計算した金額だ。この日基準の国家債務は計769兆3860億ウォン。この金額を2月末の住民登録人口(5184万人)で割ったのが1人あたりの国家債務だ。
国家債務は国民が直ちに財布から出して返すお金ではない。しかし財政は結局、国民が収めた税金が基礎となる。したがって国家負債が増えるほど国民の負担も増える。国会予算政策処は2013年から国家債務時計を発表している。1人あたりの国家債務は昨年11月末に1400万ウォンを超えたのに続き、現在は1500万ウォン突破を目の前にしている。
現在の国家債務時計の国家負債は、昨年末に確定した予算と3月に国会を通過した第1次補正予算まで考慮したものだ。今年末の中央政府の債務は815兆5000億ウォン、地方自治体の債務は32兆ウォンと計算した。新型コロナウイルスの感染拡大で全国民に災難支援金を給付することにした第2次補正予算と政府が準備中の第3次補正予算は反映されなかった。
先月30日に国会を通過した第2次補正予算によると、中央政府の債務は今年末には819兆ウォンに増える。30兆ウォン規模と予想される第3次補正予算を赤字国債発行で埋める場合、中央政府の負債だけで850兆ウォンに迫る。
秋慶鎬(チュ・ギョンホ)未来統合党議員室は今年末に国家債務が879兆ウォンに増えると予想している。今年の経済成長率が-1.2%になるという前提で計算した数値だ。新型コロナのため政府の税金収入は減り、財政支出は増えるという予想だ。この計算に基づくと、今年末の1人あたりの国家債務は1600万ウォンを超えて1700万ウォンに迫る可能性がある。
成太胤(ソン・テユン)延世大経済学部教授は「現在のペースなら国内総生産(GDP)に対する国家債務比率は45%を超えるだろう」とし「国家債務比率の水準が他の先進国に比べて低いとしても、増加ペースがあまりにも速いのが問題」と述べた。続いて「国家債務の比率が高まれば財政管理の面で負担になるほか、国内外資金調達、国家信用度、為替市場の安定性などに問題が生じる」と話した。