中国、新型コロナ「第二波」の恐怖…吉林省・武漢で感染経路不明のクラスター相次ぐ
中国で二日連続、新型コロナウイルスの新規感染者が2けた発生した。中国東北部の吉林省で感染経路不明の感染者が発生し、2次感染・3次感染まで確認されたことから、都市封鎖する「戦時水準」管理に入った。新型コロナウイルス発生源の湖北省武漢市でも10日、同じ村で暮らす5人が新型コロナウイルス陽性となった。中国政府は、新型コロナウイルス防疫に成功したと自ら評しているが、「第二波」の可能性を懸念する声が出ている。
中国保健当局は、10日の一日で中国の新規感染者が17人発生したと11日に発表した。前日も14人が陽性と判明し、先月30日以降、9日ぶりに2けたの感染を記録した。状況が深刻になっているのは人口65万人の吉林省舒蘭市だ。同市公安局のクリーニング店で働いていた45歳の女性が7日に陽性反応が出た。この女性と接触した15人が10日までに陽性であると確認された。この女性の夫や姉など直接接触していた人はもちろん、2次接触・3次接触者の中でも感染者が出ている。「彭湃」(Peng Pai)など中国メディアは「この45歳の女性は吉林省の外に出たことがなく、ハイリスク地域に行った人と会ったこともない」「感染経路は不明だ」と報じた。この女性が陽性だと判明するまでの73日間、吉林省では感染者がいなかった。
吉林省政府は、舒蘭市の危険等級を「高危険」に上方修正した。医療用品などを載せている場合を除き、車の同市への出入りを禁止し、5月末まで大都市と同市を往来する列車の運行も中断した。また、飲み屋・ネットカフェ・体育館が閉鎖され、生活必需品の購入を除く住民の外出も禁止された。