韓国のゲイコミュニティが頻繁に訪れていたというナイトクラブに関連したコロナウイルスの感染クラスターは、韓国のLGBTQのコミュニティに向けられた大量のヘイトスピーチを引き起こしている。
この国のメディアは、彼の性的指向を殊更に強調し、彼が訪れたナイトクラブは性的少数者達の専用施設であるかのように報道したが、そのクラブは公式ウェブサイトやソーシャルメディアアカウントで自分自身について、公式にそうした説明をしていない。
このような報道姿勢は、LGBTQコミュニティに関連付けられることを恐れ、彼らのセクシュアリティを失うことを恐れる人々との接触追跡を困難にする可能性がある。
韓国のジャーナリスト協会が起草した強制力のないパンデミック報告ガイドラインでは、メディアは患者のプライバシーを侵害したり、報道に扇情的な言葉を使用したりしないように指示されている。
ところが、韓国のいくつかのメディアは、29歳が訪れたナイトクラブがあたかもゲイの専用施設であるかのように扇情的に報道した。また、その詳細と、男性の年齢、居住地、および運動についての公開されている情報を組み合わせることにより、メディアは事実上彼を特定可能にし、追い詰め、潜在的に彼の雇用を危険にさらした。
保健福祉部公共保健政策官のユン・テホ保健省当局者は記者会見で、LGBTQコミュニティーに対し、明示的に名前を付けずに「感染した特定のグループに対する批判と憎悪」の書き込みが増加傾向にある事を認めた。
韓国のLGBT人権連帯は、29歳の患者の個人的な詳細を明らかにするというメディアの報道姿勢は広範な憎悪を引き起こし、深刻な人権侵害に該当すると述べ「確認された感染者の性的指向を明らかにし、病気とは本来、何の関係もない情報を掘り下げることに執着しているメディアの態度は、韓国社会で蔓延している少数派への憎悪に病気の汚名を付け加えている」と述べた。
それはまた、自らをゲイであると告白し、差別を恐れて匿名を求めた25歳のソウル在住の1人の若者の懸念でもある。
「この国には二重の基準があるように感じている。彼らは、正義のために立ち上がった称賛されるべき市民であり、「あなたを救うために奮闘している」かのように自己を語る一方で、我々を汚物のように扱っている。」

「韓国は同性愛者を嫌悪する国であり、それ故にこれらのクラブは、本当にそうした人々にとっての天国です」と彼は言う。「こうした場所が永久に閉鎖されるのを見たくありません。」
5月の初めに彼が過ごした夜は通常の夜だったと彼は言う。 「K-POPに合わせて踊ったり、飲み物を飲んだり、昔の友達と話したり、本当に無邪気なことをしただけだ」と彼は言った。
「この国のメディアがそれらをすべてセックスクラブのように扱っていることは事実では無く、不愉快であり、イライラさせられる」
https://edition.cnn.com/2020/05/12/asia/south-korea-club-outbreak-intl-hnk/index.html