広州=川上尚志】トヨタ自動車は9日、中国での9月の新車販売台数が前年同月比25.3%増の17万9400台だったと発表した。前年実績を上回るのは6カ月連続で、単月の販売台数としては過去最高となった。「カローラ」や「レビン」などの主力車種や高級車ブランド「レクサス」が堅調だった。
車種別ではカローラが41.3%増の3万7400台、レビンが5%増の2万2700台と、主力車種の販売好調が全体を押し上げた。「地方の展示会での受注販売も好調だった」(トヨタ中国法人)という。レクサスも13.3%増の2万100台だった。
今年1~9月の累計は前年同期比6.9%増の126万2400台になった。トヨタは20年の販売目標を前年比8.6%増の176万台としている。
トヨタの中国販売は新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だった2月に70.2%減と大きく落ち込み、3月も15.9%減だった。ただ4月から回復に転じ、5月以降は毎月2割前後の伸びが続く。競合に比べても品質やブランドに対する支持が強く、コロナ問題後に膨らんでいる新車需要を取り込んでいる。
中国全体でも回復が続いている。業界団体の中国汽車工業協会は9日、9月の新車販売台数(速報値)が13.3%増の257万2千台になったようだと発表した。中国政府が景気てこ入れを目的に進める需要喚起策が販売増につながっており、6カ月連続のプラスとなった。