<Mr.ミリタリー>韓国、米中衝突に備え北極航路開拓しなくては
南方海上輸送路が遮断されたらどうするのか。南方海上輸送路は済州島(チェジュド)南端から台湾とフィリピンを経てインドネシアのマラッカ海峡に至る海上航路だ。韓国の生命線ともいえる。韓国から東南アジア、インド、中東、アフリカ、欧州を行き来するほとんどの輸出入物流が通過する。中東からの石油もこの海路を通る。このように重要な海上輸送路が遮断されるというのは杞憂と考えることもできる。それならば良いが、2025年前後からは事情が急変しかねない。米国と中国の戦略的覇権競争が物理的衝突に変質する時期だからだ。中国の強圧的膨張戦略に米国は多国籍体制で対抗している。
(くだらないので略)
北極航路の経済的効果は基本だ。安保的次元はさらに重要だ。有事の際の南側海路の代替航路だ。米中戦略競争激化で中国が韓国の南側海上輸送路を遮断すれば韓国は中国の北極航路遮断をカードとして使うことができる。中国も南側海上輸送路が米国などにより遮断される可能性がある。そうなると中国は第3のシルクロードである北極航路を活用しようとするだろうが、その関門を韓国が守っている。中国の北極航路は大韓海峡を経て東海(日本名・日本海)を通る。中国は南側航路は米国に、北極航路は韓国によって遮断され身動きできなくなる。こうした戦略的環境で中国は過度な行為をできなくなるということだ。文在寅大統領の昨年3月の海軍士官学校卒業式での「北極航路を開拓して南側の海を守るだろう」という言葉が後押しする。しかし文大統領が言及した北極航路に向けた準備は特に見られない。米中戦略競争が本格化する2025年、北極航路の氷が溶ける2030年は遠くない。
キム・ミンソク/軍事安保研究所選任委員
ファンタジー国民だからです
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