鬱陵島近くの「チアンチャンタオ」は独島
2021/06/21 08:55
▲フランスの地理学者ダンビルの「朝鮮王国全図」で独島(赤の点線内)を「チアンチャンタオ」と表記した部分。/ソウル歴史博物館
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今月16日、スペイン・マドリードの上院図書館で閲覧した「朝鮮王国全図」に描かれていた島は独島で間違いないのか。文大統領が地図を見て、「独島が韓国の領土であることを示す重要な史料だ」と述べたことについて、日本の自民党からは17日、「竹島(日本による独島に対する呼称)は全く異なるものであり、韓国の常套手段だ」とする反論が出た。
地図上の独島は韓国東海岸に隣接しており、鬱陵島の東側ではなく西側に描かれている上、「チアンチャンタオ(Tchian-chan tao)」という見慣れない名前で表記されている。ただ、専門家はこの島が「独島」で間違いないと説明する。フランスの地理学者ジャン・バティスト・ブルギニュン・ダンビルが1737年に製作したこの地図は独島の研究者にはよく知られた史料であり、スペイン上院図書館に所蔵されているものだけでなく、韓国の博物館にも現存している。
問題の地図は近代的な測量が行われる以前に作成されたものであり、既存の史料にかなり依存している。「世宗(セジョン)実録地理志」「新増東国輿地勝覧」など朝鮮の地理書に基づき、朝鮮の地図が製作され、それに基づき、中国の「皇輿全覧図」(1717)が製作され、それに基づき、ダンビルが「朝鮮王国全図」を描いた。
その過程で独島の旧名である「于山島」が文字の似た「千山島」「干山島」と誤って転写されるケースがあった。「朝鮮王国全図」の「チアンチャンタオ」は「千山島」を中国語読みしたものだ。当時の朝鮮の地理書には「于山島が鬱陵島とは遠くない」と記述しているだけで、方向情報には触れていないため、17世紀までは于山島が鬱陵島の西側や南北の朝鮮本土の陸地に近く描かれることがあった。国立中央図書館のイ・ギボン学芸研究士は「日本側の反応は古地図に対する基本的な理解がないためだ」と指摘した。
18世紀に鄭相驥が著した地図以降、于山島は鬱陵島の東側に描かれるようになった。一方、日本の古地図は鬱陵島や独島を日本領とは表示していなかった。安竜福(アン・ヨンボク)事件を発端として、1696年に朝鮮と日本による国境紛争「鬱陵島争界」で鬱陵島と独島が朝鮮の領土である事実が明確になったためだ。
ユ・ソクチェ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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于山島には人が住んでた記述があるんだが
トリミングか?