韓国金融委員長「仮想通貨は紙切れになりかねない」と警告
殷成洙(ウン・ソンス)金融委員長は23日、韓国国会の対政府質問(代表質問)で答弁し、「仮想資産事業者(仮想通貨取引所)の登録がなければ、仮想通貨が紙切れになりかねないというリスクがある」と指摘した。
殷委員長は今年4月、国会政務委員会で「9月に(仮想通貨取引所が)突然閉鎖されることがあり得る。政府が全てを保護することはできない」と述べているが、その発言をついては、「表現が過激で論議があったが、(仮想通貨取引所の登録締め切り後の)9月にショックを与えるのではなく、あらかじめ申し上げたものだ」と語った。
米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の発言で、仮想通貨の価格が乱高下していることについて、損害賠償が可能かとの質問に対しては、「技術的には困難だ。怒りは強まっているが、現実的には(困難だ)」と答弁した。ただ、「マスク氏がふざけたことをした場合、韓国国内でやったならば、株式なら司法処理されるだろう」とも述べた。
最近一部の仮想通貨取引所による仮想通貨の上場廃止が相次ぎ、相場が暴落した責任を追及できるかとの質問に対しては、「(金融委は)仮想通貨の価格変動や上場廃止、取引停止まではどうすることもできず残念だ。予告なく(上場廃止)した部分については訴訟が可能だ」と述べた。仮想通貨の価格変動、上場廃止などについて、金融当局による介入の余地はないとの説明だ。国内最大の仮想通貨取引所であるアップビットなどは最近、一部仮想通貨の上場を相次いで廃止し、論議を呼んだ。