現代的な言葉で分かりやすく纏めてあったので載せておきます。

・朝鮮では典圜(てんえん)局(造幣局)が宮中にあり、官吏らは大臣に相談もなく貨幣を乱造して私腹を肥やした。当然、貨幣の鋳造高、発行高が不正確だった
・官吏らは通貨に押す極印を偽造して売りさばいていた
・目賀田氏が財政顧問として朝鮮に赴任する前、朝鮮宮廷ではロシアの国璽(こくじ:国家の表章として押す官印)に似た文様の銀貨を鋳造していた
・目賀田氏がロシア文様銀貨鋳造の犯人とおぼしき高官宅を家宅捜索したところ、90万円余の銀貨が出てきた。朝鮮@人は権力者である高官宅が家宅捜索されると聞いて目を丸くして驚いた
・ある時、朝鮮宮廷の造幣官が大阪の某会社を訪れ、白銅貨鋳造の契約を結んだところ、大阪警察部がその情報を探知、某会社に朝鮮との契約を解除させた
・朝鮮宮廷の宮内府は従来政府所管である歳入部門を専有していたが、国家の収入に関する法がなく、無規律無秩序状態だった
・朝鮮で営業免許や特許を取得したい者は宮内官にワイロを贈ることが状態化しており、皇帝の許可を得る料金も人、場合、物により条件がさまざまだった
・鉱山の独占権なども官吏の一存で処理された
・水道施設、鉄道、ガス、電気事業においても監督官などおらず、人民の利益保護、公共の利害損失など一切考慮されなかった
・宮廷、官吏らは国家の利益ではなく、一に金銭、二にも金銭、眼前の私利私欲を謀って、ただ金銭を取り込み、私腹を肥すことにのみ没頭していた
・宮廷官吏らはみだりに外国人(アメリカ、ロシア、フランス、ドイツなど)と事業を計画し、事業にかかる費用は国庫から支出、詐取した事業費や利益は外国人と宮廷官吏らが着服した
・宮廷官吏が外国人と計画する事業は、そのほとんどが幽霊契約だった
・電気、鉄道、水道などのインフラ事業はアメリカ人が独占していた。電灯は加入者が増えるほど薄暗くなり、電車は枕木露出の線路に汚い列車が走り、水道は資金欠乏のため工事が中断しているというありさまだった
・宮廷が外国人にも借金しており、外国人から意外な債権を主張され、宮内府は支払うことができない場合もあった
故目賀田男爵伝記編纂会編 「男爵目賀田種太郎」 第八章 韓国財政顧問時代 第一節 韓国への赴任と財政統一方針

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1256326/211
もはや大日本帝国は大韓帝国に対する助言だけでの独立を維持する事が難しいと考えるのもこの辺りの内情を知っての事でしょうね。