逮捕状交付から20日目…韓国警察が3000人投入して民主労総委員長を逮捕
ソウル地方警察庁は2日午前、全国民主労働組合総連盟(民主労総)のヤン・ギョンス委員長を逮捕した。裁判所が逮捕状を交付してから逮捕まで20日間を要した。公権力行使に対する批判世論が高まり、逮捕が遅れたとみられる。ヤン委員長は7月3日、ソウル・鍾路で約8000人規模の不法集会を開いた疑いが持たれており、警察の出頭要請を3回拒否し、逮捕状の執行にも応じなかったが、ようやく鍾路署の留置場に収容された。民主労総は「文在寅(ムン・ジェイン)政権の宣戦布告」だとし、「強硬なゼネストで対抗する」と強く反発した。
ヤン委員長の逮捕作戦は未明に奇襲的に行われた。ソウル地方警察庁は同日午前5時28分、民主労総の事務室があるソウル・貞洞の京郷新聞社屋に大規模な警察力を投入した。民主労総の抵抗に備え、捜査担当者100人と41の部隊の計3000人余りを動員した。午前3時半ごろに機動隊に出動命令が下されたという。万一の事態に備え、はしご車や救急車も出動した。ソウル地下鉄西大門駅周辺では一般市民に対する検問も行われた。
京郷新聞社屋に入った400人余りの警官隊は出入り口、非常口、屋上を封鎖し、着手から42分後に14階にいたヤン委員長を検挙した。警察は電気のこぎり、バールなどでドアを壊し、室内に入ったという。一部の民主労総関係者と小競り合いはあったが、大きな衝突はなかった。午前6時29分、警察に連行される形で外部に姿を見せたヤン委員長は、周囲の労組員に対し、「10月のゼネスト準備を一生懸命やってほしい」と語った。警察関係者は「ヤン委員長を取り調べた上で、近く検察に身柄を送致する計画だ」と話した。