「建物崩壊事故」巻き込まれたバス運転手「乗客の『助けて』という声を聞いた」…自身も上半身骨折・脳出血の重傷=韓国
6/11(金) 15:23配信
韓国・クァンジュ(光州)で9日午後、撤去中の建物が崩壊する事故が発生した中、巻き込まれた市内バスの運転手が心境を吐露した。 【写真】もっと大きな写真を見る 11日、韓国メディア・文化日報のインタビューに応じた運転手イ・ソンウ氏(57)は事故の瞬間を回想した。イ氏は「事故直後、頭と手が建造物に挟まって、救助されるまで身動きが取れなかった」と明かし、「残骸に挟まったまま、『助けて』という乗客たちの声を聞いた」と語った。報道によると、イ氏が事故当時のバス内の状況を話すのは初めて。この日、バスには17人が乗っており、後部にいた乗客が主に死亡したということだ。 イ氏は事故発生から1時間後に救助され、全南大学校病院に救急搬送された。現在は一般病棟で治療を受けている。 イ氏の息子もインタビューで父親の状況を伝えた。「父は上半身全体を骨折し、耳の軟骨が裂け脳出血もおこった」と明らかにした。また、「昨日(10日)、ニュースで死傷者のことを知り、傷心している」とし「当時の状況が頭に残り、言葉にするのもつらそうだ。父親はベッドに寝たまま動けない。体もそうだが、精神的にとても大変な状態」と打ち明けた。 一方、警察は掘削機の操縦者ら工事関係者4人を業務上過失致死傷容疑で立件し、出国禁止措置を取った。原因究明に向けて撤去計画書通りの撤去がおこなわれていたか、安全規定を遵守していたかなどを調査中だ。 去る9日午後4時22分ごろ、光州の再開発地域撤去工事中に、5階建ての建物が倒壊する事故が発生。建物の前のバス停に停車していた市内バス1台が建物の下敷きとなり、バスの中に閉じ込められた乗客17人のうち9人が死亡、8人が重傷を負った。