重症コロナ治療に欠かせない人工心肺装置エクモ治療の第一人者・鳥大病院の上田医師。
実は京都アニメーション放火事件の被告の主治医でもあります。
今回、鳥大で国内初という火傷治療に成功。
救急救命の舞台裏を取材しました。
6日、米子市の鳥大病院。
「ありがとうございました」
リハビリをする病院へ転院となった50代の男性、全身の95%に重度のやけどを負いながら奇跡の生還を果たしました。
「ちょっと涙が出てきた、先生や看護師さんのおかげでここまで来れた感謝していますありがとうございます。」
(上田敬博医師)
「また行きますんでがんばってくださいね」
治療にあたったのが、やけど治療のエキスパートとして知られる上田敬博医師、去年春から鳥大病院に着任、救命救急に携わっています。
(上田敬博医師)
「言い方悪いが焼死体全身が焦げている状態で瀕死の状態でした」
今年2月、男性は自宅の火事で全身にやけどを負い、そのほとんどが最もひどい「3度熱傷(3はローマ数字)」と呼ばれる状態でした。
初期治療にあたった医師
「ほぼ100パーセント助けられないと思ったが、やれることはやろうと」
初期治療にあたった看護師
「数日たって亡くなるやけど患者も多いので全身となると難しいと思った」
ほとんどの医療スタッフが治療は困難とみる中、上田医師は違いました。
2019年7月、36人が死亡した京都アニメーションの放火殺人事件。
火を放ち自らも重度のやけどを負った青葉真司被告の主治医として一命をつなぎとめたのが上田医師でした。
このノウハウを活かすことで治療は可能と考えたのです。
皮肉