三菱造船、下関でフィリピン向け大型巡視船の進水式
2021年7月26日 17:12 日本経済新聞三菱重工子会社の三菱造船(横浜市)は26日、フィリピン政府から受注した大型巡視船の進水式を下関造船所(山口県下関市)で実施した。海洋進出を強める中国に対し、フィリピンの海上警備能力強化を支援するため、日本政府が政府開発援助(ODA)の円借款によって建造資金を供与した。進水式には駐日比大使も出席した。
巡視船は全長96メートル、総トン数2260トン。最大速力24ノットで、航続距離は4000カイリ以上。排他的経済水域(EEZ)を監視するヘリコプター用設備、遠隔操作型の無人潜水機、高速作業艇などを装備する。今後、艤装(ぎそう)工事を経て2022年3月にマニラへ回航し、5月に引き渡す予定。
三菱造船は同型船を2隻受注しており、2隻目も下関造船所で建造する。