COP26会場でバイデン大統領と短時間懇談をした岸田総理、ムン・ジェインとは「遭遇」すらなし
バイデン大統領と単独で会った岸田首相…文大統領とは「遭遇」もなかった(中央日報)
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と日本の岸田文雄首相との初の対面会談は実現しなかった。
英グラスゴーで開かれた第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)に参加した文大統領が2日に米国が主導する国際メタン誓約協約式で岸田首相と遭遇するとの観測もあったが、岸田首相は会議場に姿を見せなかった。
岸田首相は会議出席の代わりにバイデン米大統領と単独で会い、並んで歩きながら対話した。日本メディアはこれを「短時間会談」と表現した。 (中略)
青瓦台は主要20カ国(G20)首脳会議とCOP26と続いた今回の多国間外交の舞台でバイデン大統領をはじめ岸田首相との首脳会談を推進した。
しかしバイデン大統領とは2~3分間の短いあいさつを交わすのにとどまり、岸田首相とは遭遇することもできなかった。
(引用ここまで)
総選挙後、COP26に向かった岸田総理はバイデン大統領と挨拶をかわしたとのこと。
選挙の勝利とこれからよろしくね、というようなことを言って終わりかな。
外務省のサイトでも「短時間懇談を行い」となっていますから、相当に短かったのでしょう。
日米首脳間の懇談(外務省)
5分にもならないという感じかな。
ちなみにムン・ジェイン大統領もバイデン大統領と同様にあいさつをかわしていまして。
こちらは「2分間」とされています。
いつぞやのトランプ前大統領との米韓首脳会談のテタテ(1対1会談)と同じだけの時間ですね(笑)。
ただ、同じように挨拶だけであったとしても、米韓のほうがちょっと問題点が大きいかな……と感じます。
現状、日米関係はこれといった懸案もなし。
政権公約で「防衛費をGDP2%にまで引き上げる」とする自民党が単独で絶対安定多数を確保したこともあって、まあ実際にどのようにするのか見ておこうくらいのものでしょうかね。
それに比べると米韓間では現在「終戦宣言を出してほしい」とする韓国(ムン・ジェイン大統領)の要望があるからです。
終戦宣言についてアメリカ側はまったくもって乗り気でない。
終戦宣言に口を開いたホワイトハウス「韓米に観点の違いあり得る…集中的対話を継続」(中央日報)
韓国に関連しては「終戦宣言を北朝鮮と対話を始める触媒剤だと考えているのか」という質問もあった。サリバン補佐官はひとまず「韓国政府と集中的に議論している内容について公開的に明らかにすることを望まない」と慎重な態度を見せた。 (中略)
「我々(韓米)は正確な順序や時期、また、それぞれの段階に必要な条件について、やや異なる観点を持っているかもしれない」と述べた。
(引用ここまで)
「やや異なる観点を持っている」というのは外交用語に過ぎず、要するに「まったく交差していない」状況を婉曲に表現しているに過ぎません。
「(韓国から)そうした問題を提案されたことを認識している」くらいかなぁ。
そういった大きな外交上の懸念があるにも関わらず、2分間。
そして岸田総理とは「遭遇」すらなく、挨拶を交わすこともなし。
まあ、話をしたとしても「基本条約を守れ」くらいしか言うこともないのですけどね。
今回のアメリカの態度を見ても、残り任期半年のムン・ジェイン大統領に対してスルーを決めこむのではないかな……と感じます。
日本は「どうせここでなにか決めても次の政権で覆されるから意味ない」くらいの扱いにまでなっている、というところかな。