韓国駆逐艦の「レーダー照射事件」から3年…岸田政権の外交姿勢は? 森外務次官と姜大使が初会談 松木氏「日本政府は手を差し伸べてはいけない」1/2ページ
2021.12/21 15:30
森健良次官 <svg height="14px" width="14px" data-name="Group 16" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" viewBox="0 0 32 32"></svg> その他の写真を見る (1/3枚) 森健良外務事務次官は20日、韓国の姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使と外務省で非公式に会談した。6月に森氏が次官に就任して以降、両氏が面会するのは初めて。いわゆる元徴用工や元慰安婦をめぐる問題で、韓国側に適切な対応を求めたとみられる。この日は、韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への「レーダー照射事件」からちょうど3年。岸田文雄政権には毅然(きぜん)とした外交姿勢が求められる。
会談は約30分間。姜氏側は、森氏に早期の会談を申し入れていたが、韓国側による「反日」暴挙=別表=があり、実現していなかった。
日韓関係をめぐっては、林芳正外相が今月、英国で開かれたG7(先進7カ国)外相会合の際、鄭義溶(チョ~ン・ウィヨン)外相と短時間立ち話をし、外交当局間の意思疎通を加速することで一致し、調整が進んだもようだ。
第2次岸田内閣で、政界屈指の「親中派」である林氏が外相に起用された際、韓国・中央日報は「(林氏は)韓国国会議員との関係も厚い」「韓国にも関心が高い」と歓迎するように報じていた。
森―姜会談が行われた20日は、韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制用レーダーをした事件から3年となる日だった。レーダー照射は攻撃寸前の危険な行為であり、防衛省は当時の状況が分かる映像を、動かぬ証拠として公開したが、韓国側は謝罪どころか、反論してきた。
会談で、事件について協議されたかは不明だが、姜氏は正面玄関を避けて外務省に入り、会談後の取材に応じなかった。
岸田政権下での今回の会談をどう見るか。
朝・鮮近現代史研究所所長の松木國俊氏は「非公式でも、韓国側と会談をする必要など全くない。謝罪の意志も示さず、すべての暴挙を棚上げする。これが韓国の外交手法であり、日本政府は手を差し伸べてはいけない。文在寅(ムン・ジェイン)政権が、国民や米国に日韓関係改善のアピール材料にするだけだ」と指摘した。