「コリアニウムを発見する」はずの韓国型重イオン加速器、10年過ぎてもまだ完成せず……研究者「高望みしすぎてスペックを盛りすぎた」
2022年01月20日 カテゴリ:IT/技術関連 コメント:(78) タグ: 重イオン加速器 IBS 韓国人のできる「檀君以来の最大基礎科学プロジェクト」と呼ばれる韓国型重イオン加速器「ラオン」( RAON )の構築がまた延期された。
この計画は当初全体完工目標時点が2017年だったが、ずっと遅れて事業1段階すらまだ終わっていない状態だ。1段階最後の作業である最初のビーム打ちこみは来年10月にも可能と思われる。
28日、科学技術情報通信部(科技正統部)と基礎科学研究院(IBS)重イオン加速器建設事業団によると、ラオン構築事業1段階の仕上げに当たるビーム打ちこみ作業の目標日程が今年末から来年10月にも延期された。 。
IBSは今年中に1段階事業を終える計画だと今年5月に明らかにしたことがあるが、結局この計画も予定通りに進めず、今回また演技することになった。
(引用ここまで)
韓国の重イオン加速器事業というのが2011年からはじまっていまして。
2009年頃から「コリアニウムを見つけるための大事業」みたいな言いようで期待されていました。
重イオン加速器の設置を提唱したのはイ・ミョンバク。そもそもは大統領選挙の公約のひとつでした。
時系列順に書くとこんな感じです。
2009年11月 「コリアニウムを発見できる」独自の重イオン加速器事業が開始へと報道
2011年5月 設計がパクリだったことが判明
2011年6月 基礎設計からやり直しがアナウンスされる
この間、延期が繰り返され、当初予定の2017年完成は見送られる。
2018年 ムン・ジェイン政権によってイ・ミョンバク政権の事業として重イオン加速器が叩かれる
といった感じで、ダメダメのダメ。
というのも、各国にある重イオン加速器を見習うことなく、唐突に「韓国型加速器」みたいなものを作ろうとしているから開発が大きく停滞するのだ、という記事がこちら。
韓国核物理学の夢「ラオン(RAON)」、どこまで来たの?(アイニュース24・韓国語)
研究所で加速器研究をして最近大学へ席を移したある研究者は「重イオン加速器事業がこのように難しくなったのはそもそも無理な目標を立てたため」と指摘して「誰もしてみなかった仕事をはじめたのに、マンション建造のように納期を合わせろということはできない。低エネルギー区間でもできる実験がたくさんあるのだから、今後残った区間は急がずに一つずつじわじわ検証していって完成したらいいだろう」と話した。
(引用ここまで)
正直、スペックを読んでもなにがなにやら分からないのですが。
筑波にKEKの見学に行った時も、難しいものになると解説文の1/3も分からなくて脳みそをかき混ぜられた感覚が残っただけだったなー。
なんでも世界最大規模でかつISOL+IF型というものを作っているらしく。
おそらくは「韓国国内に重イオン加速器をもうひとつ作るような余裕はないだろうから、スペックを盛れるだけ盛っておこう」っていう考えかただったのではないかと思われるのですけどね。
まあ、とても韓国らしいお話だとは思います。
彼らは一足飛びになんでもかんでもやりたがるのですよ。
その結果がファン・ウソクのES細胞捏造事件であり、天才少年だった人物の論文盗用とか、いつまで経っても完成しない重イオン加速器だったりするのです。
ところでNamuwikiで「IBS(重イオン加速器を作っている研究所)がニホニウムとコリアニウムについて言及したウェブトーン(マンガ)がある」って書いてあるのだけども、画像をいくら探しても見つからない。
情報があれば教えていただければ幸いです。