バイデン大統領、訪日+クアッド首脳会談を決定……取り残された韓国は「このままでは外交惨事だ」と懸念するものの……
日米首脳は北核のCVID原則を再確認…韓国政府は終戦宣言に専念(中央日報)
バイデン大統領、今年上半期に訪日…訪韓は検討もせず(朝鮮日報)
日本と米国が首脳会談を契機に北朝鮮が反発してきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)を非核化目標として再び取り出した。反面、韓国政府は▼南北高官の水面下接触▼終戦宣言▼対北ワクチン支援カードを引き続き手にして雰囲気の逆転を試みている。慢性的なすれ違いが再演されている。 (中略)
韓国の終戦宣言ドライブと対北柔軟ジェスチャーは続いている。北朝鮮が3年ぶりに核・ミサイルのモラトリアム破棄をちらつかせたことに続き、北朝鮮のICBM試験発射の可能性(21日国会情報委)まで囁かれているにもかかわらずだ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、中東歴訪中のサウジアラビアとの首脳会談で、終戦宣言の必要性を再度強調した。歴訪に随行した鄭義溶(チョん・ウィヨン)外交部長官も21日、エジプト現地で韓国メディアとのオンラインインタビューに応じて「北朝鮮が近く(終戦宣言の)提案に肯定的に反応すると期待する」と述べた。
(引用ここまで)
米国と日本の両首脳は今月21日(米国現地時間)にテレビ会談を行い、今年上半期に日本で米国、日本、インド、オーストラリアの4カ国による安全保障協力体「クアッド(Quad)」首脳会議を開催することで合意した。 (中略)
これに対して文在寅(ムン・ジェイン)政権は終戦宣言など任期末の「南北平和イベント」への執着を捨てられないことから「米国中心の対北・対中圧力路線から離脱している」との見方が浮上している。実際にワシントンでは「かつて米国が東北アジア政策の重要なツールとして活用していた韓米日三角協力が韓国の非協力的な態度でその機能を発揮できず、クアッドやAUKUSなど新たな安保協力体に依存するに至った」との見方もある。
複数の専門家はこのように韓米日協力体制が揺らぐ状況でバイデン大統領訪日のニュースが飛び込んだことに注目している。 (中略)
韓国との首脳会談は現時点で検討されていないという。韓国のある外交官幹部OBは「バイデン大統領が東京だけを訪れソウルをパッシングする万が一の外交惨事を懸念している」「大統領選挙を前に韓国の政治情勢が流動的であることを考慮しても、これはできれば避けたい状況だ」と述べた。
(引用ここまで)
先日も書いたように日米首脳によって、北朝鮮に対して「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化 」──CVIDを求める声明が発表されました。
これに対して韓国政府からはなんの対応も出ていませんが、その2日前にムン・ジェイン大統領は中東歴訪の席で「終戦宣言が必要だ」といういつものアレを垂れ流していました。
日本、もしくはアメリカから通達があれば、こうした話は出さなかったと思われ……いや、ムン・ジェインなら分からないか。
まあ、とりあえず韓国が関与することなくCVIDを求める声明が出されたと見て間違いないでしょう。
なにも知らされていないからこそ、肯定も否定もできないというのが正直なところではないでしょうか。
というか、これだけぽんぽんと北朝鮮がミサイル発射を繰り返しているのに、飄々と中東歴訪できちゃうっていう。
で、これといった成果もなしに「終戦宣言ガー」って各地で垂れ流して帰ってきたのですけどね。
同行したチョん・ウィヨン外交部長官も同様に「北朝鮮が終戦宣言に賛意を示してくれることを期待する」とか言っちゃう。中東で。
……もうね。
まあ、去年の12月にオーストラリアに行った時も「クアッドやAUKUSと連携するつもりか?」とかいう観測もあったのですが、実際には100%ビジネスでK9自走砲を売ってきただけでした。
いまになってムン・ジェインがまともな外交をするわけもないわな。
バイデン大統領は上半期中の訪日、およびクアッドによる首脳会談を表明していますが。
そのスケジュールに韓国が含まれるかどうかは不明。
「上半期」が5月10日の新大統領就任以降だったら、お祝いがてらもあるかもしれませんが。
ただまあ、この時点でバイデン大統領の訪問予定に韓国が含まれていないという時点で「お察しください」という状況。
5年間のムン・ジェイン外交の締めくくりとして、分かりやすい成果になりそうですね。