ロシアがウクライナを侵攻すればパイプラインの開通阻止 アメリカが警告
- ウクライナ情勢が緊迫する中、アメリカは27日までに警告を発した
- ロシアの天然ガスを西ヨーロッパに送る主要パイプラインに言及
- ロシアがウクライナを侵攻すれば、このパイプラインを開通させないとした
ロシア侵攻ならパイプライン開通を阻止 米政府、ウクライナ危機で警告

ウクライナ情勢が緊迫する中、アメリカは27日までに、ロシアがウクライナを侵攻すれば、ロシアの天然ガスを西ヨーロッパに送る主要パイプラインを開通させないと警告した。
このパイプラインは、ロシアとドイツを結ぶ「ノルド・ストリーム2」。ロシアに大きな利益をもたらすとみられている。
ドイツ・ベルリンにいる米当局者は27日、ロシアが攻撃に出れば、ノルド・ストリーム2を使ったガス供給プロジェクトは制裁対象になり得ると話した。
西側同盟国は、ロシアがウクライナを侵攻した場合は、経済制裁を発動すると表明している。アメリカ側の直近の発信は、ノルド・ストリーム2をめぐって西側が態度を硬化させていることを示している。
一方、ロシアは攻撃計画はないと主張している。
しかし、ロシア軍はここ数週間、ウクライナ国境付近に計数万人規模の部隊を集結させている。そのため緊張が高まっており、侵攻の懸念も強まっている。
「ドイツと協力して止める」
米国務省のネッド・プライス報道官は26日、「はっきり言っておく。ロシアが何らかの形でウクライナに攻め込めば、ノルド・ストリーム2は前進しない」と米公共ラジオNPRで発言。
パイプラインをどう止めるかの「詳細には触れない」としつつ、「ドイツと協力して前進しないようにする」と報道官は述べた。
ガス供給プロジェクトを止める権限がアメリカにあるのかは、不明。
アメリカはノルド・ストリーム2の開通を全面阻止すると主張しているが、ドイツはガス供給プロジェクトについて、制裁対象とする可能性があるとだけ表明している。