韓国首相「K防疫が失敗したとの言葉には同意できない」「オミクロン対策で変化しただけ」……さすがにそれは苦しい言い訳だなぁ
キム総理「K防疫失敗?同意できない…オミクロン、伝播速度遅れて軟着陸」(韓国経済新聞・朝鮮語)
キム・ブギョム国務総理は28日、「K防疫が一進一退であったり、失敗したという言葉に同意できない」と明らかにした。
キム首相はこの日、自身のソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて「これは2年以上コロナ19と死闘を繰り広げた国民と防疫当局・医療陣の努力を解き明かす母陣の言葉」とこのように明らかにした。
検査・治療体系の転換については「以前のコロナ対応が細かいネットで診断して追跡し、拡散を断ち切ることだったら、素早く動くオミクロンをつかむために、より広いネットを迅速に広げることにした」と説明した。
それと共に「K防疫を放棄したのではなく、生物のように生きて動くオミクロンという敵に対応できるように対応戦術を改編したもの」とし「K防疫2.0というアップグレード版を次々と完成していく」と付け加えた。
(引用ここまで)
韓国の国務総理が「K防疫を失敗したというな!」と政府の中心で叫ぶ。
……まあ、実際問題として韓国も日本も世界単位で見ると防疫の優等生であることに間違いはないでしょう。
ただ、台湾やニュージーランドみたいに大成功しているかといったらそうではない、というのも確かですけども。
ニュージーランドはオミクロン変異体が入っているのに100人前後。
台湾なんてまだ新規感染者が2桁でがんばってるもんなぁ。まあ、この春節(旧正月)がひとつの節目になるとは思います。
ただ、K防疫はもうすでに去年のデルタ型の時点で、いわゆる3T、Trace、Test、Treatのどれも破綻していました。
疫学調査による感染源の追跡(Trace)は12月時点で20%台になっていました。
検査(Test)体制にいたってはドライブスルー検査を取りやめるなど縮小方向。現在ではすでに無料のPCRテストは濃厚接触者、高リスク者に対してしか行われていません。
隔離、治療(Treat)は「重症者が1000人でも対応できる」と豪語していましたが、けっきょく医療崩壊。
この3TをK防疫の柱として、諸外国にアピールしていた……のですけどね。病床を確保するという約束も果たさずに、対外広報費に1200億ウォンも費やして。
「K防疫」なるものは感染を抑制できる範囲ではうまく働いていたのですが、一定以上の感染者が出れば破綻せざるを得ないていどのものだったことが分かっています。
あとはワクチン入手失敗やら、その効力がなんとも怪しいものだったりする部分もありますし。
治療薬でパクスロビドだけを承認したなんてのも失敗のひとつかな。
なんか最近になって「オミクロン変異体への対応である」としているのですが、そういう話をしているんじゃないんだよなぁ。
今回の「K防疫失敗論には与しない」って話も同様で。
去年のデルタ型が蔓延した時点でK防疫は失敗していたのですよ。
少なくともムン・ジェイン大統領が演説で誇らしげに「我々こそが標準であり、我々こそが世界である」なんて話ではないのは間違いない。
今日発表の新規感染者数も1万7542人と増加の一途。前週同曜の約2.5倍。
韓国の新規コロナ感染者 5日連続過去最多の1.7万人(聯合ニュース)
そして今日から旧正月の連休がスタートします。
日本のオミクロン株流行は年末年始にしこまれた感じでしたが。さて、韓国の場合は?
まあ、K防疫2.0とやらがあるから大丈夫なんでしょうね。