インドネシアが戦闘機ラファールの導入で正式契約……KF-21を共同開発する韓国からは「インドネシアなんていらないだろ」との声も……
「インドネシア、ラファール戦闘機購入合意」… KF-21共同開発は引き続き推進(聯合ニュース・朝鮮語)
Indonesia purchases the Rafale(ダッソー・英語)
韓国型戦闘機( KF-21 )共同開発国であるインドネシアがフランス産ラパール戦闘機6大購入に合意したとインドネシアメディアが10日報道した。
CNBCインドネシアはフランスのメディア、ラ・トリビューンを引用し、インドネシア国防部がフランス・ダッソー社のラファール戦闘機6機を購入することに合意したと伝えた。 (中略)
インドネシア軍当局はラファール戦闘機36機、F-15EX 15機、レーダーGCI4、空中早期警報制御機、給油機、C-130J(スーパーハーキュリース輸送機)、中古の長距離無人機(MALE UAV)などを段階的に導入する計画だ。 。
これに関連して、かつてインドネシアがラファール戦闘機を購入することにしてKF-21事業から離脱するのではないかという懸念が提起されたが、昨年11月には韓国とインドネシア両国国防部が分担金再交渉を妥結し、不確実性が解消された状態だ。 (中略)
インドネシアは、KF-21の共同開発条件で来る2026年まで、全体事業費の20%に相当する約1兆6千億ウォンを分担金として納付しなければならない。
しかし、2016年の事業開始以来、2272億ウォンだけ納付した状態で、昨年時点での分担金延滞額は8千億ウォンだ。
(引用ここまで)
フランス軍大臣、フロランス・パルリ、インドネシア国防相、プラボウォ・スビアント、ダッソー航空の会長兼最高経営責任者、エリック・トラッパー、インドネシア国防省防衛施設庁長官のユスフ・ジャウハリ空軍副元帥は、本日ジャカルタで開催された式典で、インドネシアによる最新世代のラファレ航空機42機の買収契約に署名した。
(引用ここまで)
前々から話のあったインドネシアがフランス製戦闘機、ラファールの導入が本決まりになりました。
まず最初に6機。
その後、36機が追加されるとの契約の模様。
ダッソーのプレスリリースを見ると、どうも多少の技術移転があるのではないかな……という感じ。
ただ、インドとの契約も「126機導入。技術移転込み、インド国内での生産も」というものだったはずなのですが、最終的には36機の導入に留まっています。すべてフランスでの生産。
ついでアメリカ国務省からもF-15EXをF-15IDとして販売承認を出しています。
ただし、これはあくまでも販売承認であって契約があったというわけではないことに注意。
でもまあ、F-15EXはミサイルキャリアとしては優秀なのは間違いないところ。
既報のようにロシアのSu-35はアメリカからの圧力でキャンセル。
現状、かなり古めのF-16A/B/C/Dを合わせて33機が最新戦闘機だったのですが、ようやく更新されることになったというわけですね。
韓国国防部(省に相当)はあくまでも「インドネシアによる他国の戦闘機導入はKF-21が完成する2026年までに戦力を充当するもの」という立場なのですが。
まあ、完成もしていなければ試作機が飛んでもいない(地上試験はしている)戦闘機と、ばりばりに現役でシリア爆撃も行っているラファール、どちらを取るのかという話でもあります。
それも42機。インドネシアの国力としてはかなりがんばってるほう。
さらにF-15EXが最大で36機ともなれば、あきらかにKF-21は必要ありません。
4.5世代機としては充分に強力で、かつ機数も78機。
少なくとも対中戦略の要にはできるレベルですし、仮想敵国であるオーストラリアが導入しつつあるF-35A 72機にも対抗できる数(実際に対抗できるかどうかは別の話)。
KF-21の開発は傍流として、インドネシアはこのまま開発に参加するのかもしれませんが。
どちらにせよ契約としては「インドネシアは分担金を支払わなくてもなんら罰則はなし」(韓国側から契約を破棄することは可能)なので、本当にぎりぎりになるまで払わないでしょうね。
物納の割合を増やすか、分担金を下げるかの交渉かなー。
記事のコメントには韓国人から「インドネシアなんて共同開発国から削除しろ」だの「我が国だけで導入すればいい」みたいな勇ましいものが掲載されていますが。
まあ、それができるんだったら最初から共同開発とか言い出してないんだよな……。