韓国の不動産下落の影には「節税目的」の家族間取引が……なるほど、これが金の匙か
ヘリオシティ10億暴落直取引… 「怪しい契約」が増え、政府が乗り出す(マネートゥデイ・朝鮮語)
不動産下落場が続いて公認仲介士を通らない直取引件数が増えている。最近相場より数億ウォン低く売れた「暴落実取引」のほとんどが直取引だ。
資産家が下落場を低価格譲渡の機会として活用しているという指摘が出てきて政府が刀を奪った。来年10月までに高価または低価格の直取引を集中調査し、便法贈与など不法行為を取り締まる。 (中略)
最近の直接取引は大部分が相場対比数億ウォン低く売却する「暴落取引」だ。松坡区可楽洞「ヘリオシティ」専用84平方米は最高価格( 23億ウォン)より10億ウォン低い13億8000万ウォンで直取引された。龍山区イチョんドン「サムイクアパート」専用104平方米も最高値が26億ウォン水準だったが、17億7200万ウォンに直取引申告された。
このような暴落取引において市場では家族間の特別取引を疑っている。住宅価格が下落する最近のような市場では、落ちた価格を基準相場とし、その価格で再び3億ウォン(または相場の30%)を下げて譲渡しても贈与税が「ゼロ」になる。事実上低価格贈与手段として活用されるわけだ。
(引用ここまで)
韓国のマンション価格下落が続いている、という話はすでに何度かしています。
週ごとに0.2〜0.5%ほどの下落幅でじわじわと下落している中、高級マンションとされる江南やその隣に位置する松坡区では数億ウォン単位の下落が相次いでいました。
韓国でも指折りの巨大マンション地帯であるヘリオシティでも最高値よりも6億ウォン下落という取引があったほどです。
その際に「ああ、なんか急に現金にしたいとかそういう理由があったので価格を下げたのだろうなぁ」と思っていたのですが。
……甘かった。
家族間取引で節税対策に低価格で売却されているのではないか、との疑惑が生じているそうです。
不動産価格が下落しているいまが家族間で節税できるチャンスというわけです。
購入価格に対して売却価格が低くなれば、あるいは一定割合額以下になるのであれば譲渡税はゼロになります。ゼロにならなくとも相当に低くなるわけで。
現在は高金利が続いているので不動産は下落しているものの、韓国の経済構造からまた高くなるに違いないと見ているのであれば相続のタイミングとして最高ですし。
再度の上昇がないにしても、相続税を「節約」できるわけです。
うーん、これが金の匙ってヤツか……。
まだまだ楽韓さんの認識は甘い……ってコト?
最初の時点で「これは家族間取引で節税がからんでる」くらいの予想ができねば(無理)。
ともあれ、現在も取引の絶対数は減少しており、かつ下落傾向も変わりません。
21日に発表された全国の平均販売価格は0.5%と過去最大幅を記録。
専門家は来年にも大幅下落があるだろうし、アメリカの金利上昇は当分続くとの味方をしています。
上がる金利…専門家たち「問題は来年。不動産急落の可能性」(マネートゥデイ・朝鮮語)
まあ、続くでしょうね。
ドル高は一服していますが、次のFOMCがどうなることやら。
ちなみに今日の韓国金融通貨委員会では0.25%の利上げが決定されています。
韓国中銀が0.25%利上げ 6会合連続、物価抑制狙う(日経新聞)
まあ、事前の予想通りで為替市場に大きな反応はありませんでした。
ホント、勝負は来年。下落基調と高金利にどこまで韓国の消費者が耐えられるか、なんですよ。
すでに表面張力勝負になってる感があります。