「ポスコと現代の製鉄所、このままでは2050年までに2万人が早期死亡」
ハンギョレ新聞11/29(火) 9:09
鉄鉱石は鉄と酸素が結合した鉱物だ。鉄鉱石を精製して鉄を作るためには、1000度を超える高温で酸素を分離しなければならない。この過程で化石燃料である石炭を用いるため、多量の二酸化炭素(CO2)が排出される。さらに粒子状物質(PM2.5)や二酸化窒素、二酸化硫黄などの大気汚染物質が出るため、健康に直接的な影響を及ぼす。
韓国にはポスコ光陽(クァンヤン)製鉄所、現代製鉄唐津(タンジン)製鉄所、ポスコ浦項(ポハン)製鉄所の3つの大規模な製鉄所がある。
韓国を世界6位の鉄鋼生産国へと押し上げた産業の担い手だ。しかし、石炭を用いて鉄鉱石を溶鉱炉(高炉)に入れて鉄を作るとともに不純物を除去する「高炉-転炉(BF-BOF)法」が約70%に達するため、製鉄所は温室効果ガス排出と大気汚染の主犯の一つとされる。
気候団体「気候ソリューション」とフィンランドのエネルギー・クリーンエア研究センター(CREA)は28日、炭素中立(カーボンニュートラル)シナリオにもとづき、これらの製鉄所の健康への影響を分析した「製鉄所の隠された真実」と題する報告書を公開した。
両団体はこの報告書で、昨年だけでも製鉄所で発生した大気汚染に関連する早期死亡者は506人にのぼると推定されると述べた。呼吸器疾患などを含めた社会的損失を金額に換算すると、3兆4000億ウォン(約3520億円)と推定された。
報告書によると、研究チームは3つのシナリオを想定した。1番目は、現行の化石燃料にもとづく製鉄を続けるシナリオ。このシナリオでは、今年から2050年までの間に製鉄所の大気汚染物質によって発生する累積早期死亡者数は1万9355人に達すると推定された。
ナム・ジョンヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
世界1大気の汚い公害大国
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