【コラム】韓国、貿易収支赤字解決法…
金持ち減税フレーム克服しなくては(1)

【コラム】韓国、貿易収支赤字解決法…金持ち減税フレーム克服しなくては
最近韓国の貿易収支が急激に悪化している。産業通商資源部によると、月別貿易収支は2021年12月に4億ドルの赤字に転落してから2022年12月に47億ドルの赤字に至るまで悪化を続けている。
2022年の年間貿易収支赤字規模は472億ドルに達する。ただ商品貿易のほか旅行者支出などを考慮したサービス貿易、そして海外に支払う利子・配当金と海外から入ってくる所得を含めて算出する経常収支は韓国銀行の10月の資料で8億8000万ドルの黒字とかろうじて赤字を免れた。
だがすでに4月と8月には赤字を記録した。現在の貿易収支赤字傾向を考慮すると経常収支悪化は驚くことではない。
◇22年の年間貿易赤字472億ドル
貿易収支は経常収支の動きを決める核心だ。経常収支は消費・投資・政府支出とともに国内総生産(GDP)の変化、すなわち経済成長率を決める主要項目のひとつだ。現在の貿易収支悪化は経常収支悪化につながり、結局その後の景気不振に対する懸念をもたらすほかない。
実際に韓国が経験した主要経済危機と景気不振には経常収支赤字がともにいた。代表的なケースが1997年の通貨危機、2003年のクレジットカード大乱、そして2008年の世界的金融危機だ。各時期に該当する1997年1-3月期、7-9月期、10-12月期、2003年1-3月期、2008年7-9月期にいずれも経常収支赤字があった。
危機を前後して経常収支赤字まではいかずとも黒字が減少したり不安定な姿が現れた。特に未曾有の経済危機だった1997年の直前には1994年から1996年まで経常収支赤字が続いた。最近も経常収支は昨年から黒字が減少を続け、昨年7-9月期には54億ドルの赤字を記録し、10-12月期もこの傾向が続くと予想される。
韓国はGDP比の輸出と輸入の合計規模を現わす貿易依存度が2021年基準で80%だ。ドイツの89%、スウェーデンの86%とともに世界的に貿易依存度が高い国だ。米国の26%、日本の38%、中国の34%などと比較にならない。
したがって経済状況が対外環境と貿易成果の影響を多く受けるほかなく、こうした特性から貿易収支悪化と経常収支赤字が経済危機のタイミングと重なって現れるのだ。
もちろん理論的には経常収支赤字は必ずしも経済危機や景気不振を意味しない。例えば内需景気が良く国内消費と投資に向けた輸入需要が大きく増えて貿易赤字が深化した場合がそうだ。だが現在は全くそんな状況ではない。国内消費はコロナ禍の対面消費不振から抜け出して一部改善された水準であるだけに好調傾向とみるのは難しい。さらに投資は改善のシグナルを見つけるのが難しいという程度でなく深刻に悪化している。まだ10-12月期の資料は出ていないが、2022年の設備投資と建設投資いずれもマイナス成長が予想されている。したがって現在の貿易収支悪化は内需改善よりは輸出不振とこれに伴う今後の景気悪化を予想する否定的シグナルと解釈するのが妥当だ。
◇主力産業の半導体、輸出減少傾向明確
実際に現在の貿易赤字項目と最近の悪化状況を具体的に見ると経済危機兆候をとらえることができる。一言で輸出不振、その中でも半導体のような主力産業の輸出減少、そして原油などエネルギー国際価格上昇にともなう輸入増加という2つの要因が韓国経済に負担を与え貿易収支が悪化している。
例えば韓国の輸出で約20%を占める半導体産業の場合、輸出が昨年8月に前年同期比7.0%の減少に転落してから12月基準29.1%減を記録した。自動車が28.3%増、原油価格上昇の影響がある石油製品が22.7%増となったのを除くと、鉄鋼が20.9%減、ディスプレーが35.9%減、無線通信機器が33.1%減、家電製品が24.4%減など韓国の主要輸出品の大部分が昨年12月に大幅の減少傾向を示した。世界的な半導体景気下降とともにコロナ禍当時に急増したデジタル特需が最近消えており、米中対立にともなう世界的供給網不安が韓国に機会の可能性よりリスクと負担の要因になっている。中国の景気も下降している。特に韓国の半導体輸出の約40%、香港を含むと60%前後と相当部分が中国に向かっていた点を考慮すれば、最近の中国景気不振は韓国の半導体輸出に相当な打撃を与える状況は驚くことでない。
で、解決法は無いニカ?