脱北少女を強姦
韓国の公共放送KBSが昨年8月2日、メインニュースのトップで伝えたのは、衝撃的な彼の裏の顔だった。
彼は、フリースクールの寮に住んでいた10代の脱北少女たちに性暴力を加えていたのだ。彼の性暴力加害は十数年に及んでおり、彼女たちは部屋やトイレに隠れて鍵をかけ、チョン牧師が通り過ぎるのを待つしかなかった。
中にはそもそも自分たちのされていることが、性暴力被害であることに気づかない女性もいた。これは、北朝鮮の教育が思想に偏重しており、自分の権利、自分を守るための教育が全く行われていないためだろう。一般的な話だが、韓国にやってきてようやく自分が被害者であることに気づいたという脱北女性も少なからず存在する。
犯行は2006年から続き、少なくとも11人が被害に遭っていた。最年少は13歳の少女だった。チョン牧師は、脱北者コミュニティのカリスマ的存在という地位を利用し、時には「米国に留学させてやる」との甘言を、時には「今までの恩を仇で返すのか」との脅迫を行い、被害者の口封じを行っていた。