日本人の精神文化、日本文化の基盤は結局のところ神道だと最近強く感じるようになった。
日本独特の宗教である神道は、非常に特殊な宗教だ。
まず、1)仏陀やキリストやマホメットのような開祖がいない、誰も知らない。
次に、2)戒律がなにもない。信者が守るべき決まりが何もないのだ。
更に、3) 布教がない。(例外的に19世紀になって起こった教派神道系にはある)
開祖もなく、戒もなく、布教もしない神道だが数千年の昔から日本中に社がある。
どんな辺鄙な田舎、小島であっても鳥居が立っているのが日本だ。
神道の精神を言うのは難しい。戒も教えもないからだ。
だが、強いて言うならば<穢れを厭う>。これだろう。
日本人が昔から正直で、家の中や街を綺麗に保ち、犯罪が少ないのも
穢(汚)れるな、身を清めよという精神文化が日本社会に貫通しているからだろう。