反社会性パーソナリティ症の人は、自分や他者がどうなるかを考えることなく、また良心の呵責(かしゃく)や罪悪感を覚えることなく、自分が望むように行動します。
反社会性パーソナリティ症の診断は、結果や他者の権利の軽視、自分が望むことを手に入れるためにうそをついたり、操作したりすることなどの症状に基づいて下されます。
反社会性パーソナリティ症は治療が困難ですが、好ましい行動変化に対して報酬を与える精神療法や一部の症例では特定の薬剤が、攻撃性と衝動的行動を軽減するのに役立つことがあります。
パーソナリティ症は、本人に重大な苦痛をもたらすか、日常生活に支障をきたす思考、知覚、反応、対人関係のパターンが長期的かつ全般的にみられる精神疾患です。
反社会性パーソナリティ症の人は、自分の利益や快楽のために法を犯したり、詐欺を働いたり、搾取的に振る舞ったり、無謀な行動をとったりし、良心の呵責を感じないことがあります。以下の場合があります。
自分の行動を正当化または合理化する(例えば、「敗者は負けるべくして負ける」と考えることがある)
被害者を馬鹿だったまたは無力だったと責める
自分の行動が他者に及ぼす搾取的で有害な影響に無頓着である
他者の権利や感情、法律を平気で軽視する
反社会性パーソナリティ症の有病率の推定値には、米国および英国で2~6%の幅がみられます。この病気は女性より男性で3倍多くみられます。この病気は高齢者層では少なく、患者が時間の経過とともに自分の行動を変化させることを学べることを示唆しています。