金融庁:S&Pジャパンに業務改善命令、誤った格付け公表などで
2012年12月14日 19:03 JST
金融庁は14日、米格付け会社のスタ ンダード&プアーズ・レーティング・ジャパンに対し、合成債務担保証 券(CDO)などに誤った格付けを付与するなど、業務管理体制に不備 (金融商品取引法違反)があったとして、業務改善命令を出した。格付 け会社に対する行政処分は初めて。
同庁によると、S&Pは合成CDOの信用格付けに影響を及ぼすク レジットイベント(信用事由)の発生状況など、重要な情報を適切に確認しないまま、長期間にわたり誤った格付けを付与。また、社内決定と 異なる信用格付けを公表するなど、投資者保護上重大な問題があったと した。
同庁はS&Pに対し、1月18日までに再発防止策などを盛り込んだ 業務改善計画書の提出を求めた。
処分を受けて、S&Pレーティング・ジャパンは「市場関係者の皆 様に深くお詫びする」として、張毓宗・代表取締役が月額報酬の50%を 3カ月間自主返上すると発表した。関係した役職員を減給処分とすると ともに、再発防止策も公表した。