金正恩氏、ロシア派兵「タダ働きで戦死」認める…命の対価は「名誉」だけ
デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト12/15(月) 6:05
金正恩氏とロシアから帰還した傷痍兵(2025年12月13日付労働新聞)北朝鮮の金正恩総書記が、ロシアに派遣した工兵部隊を事実上「タダ働き」させていたことを、自らの発言で認めた。
北朝鮮国営メディアによると12日、平壌の4・25文化会館広場で「第528工兵連隊」の帰国歓迎式が行われ、金正恩氏は式典で演説した。その中で金氏は、「命を懸けて命令を遂行したわが工兵連隊には、いかなる報酬も、対価もなかった。しかし、それに代えられない、この世で最も貴重なものを受け取った」と語った。
ロシア派兵の対価をめぐっては、北朝鮮内部で以前から不満の声がくすぶっていた。派兵された特殊部隊員が、約束された給与の2割程度しか受け取っていなかったとの情報も伝えられ、「プーチンに裏切られた」という失望の声も漏れ伝わってくる。