木村さん113歳「長生きして全部いいこと」
バースデーケーキを贈られ、笑顔を見せる木村次郎右衛門さん(中央)
日本人男性で現在、最高齢の木村次郎右衛門さん(京都府京丹後市丹後町)が19日、113歳の誕生日を迎えた。
最近は横になることも増えたというが、言葉は明瞭(めいりょう)で、「理想は120歳。難しいかもしれませんが、難しいところに価値があります」と力強く語った。
木村さんは1897年(明治30年)生まれ。郵便局員を40年近く勤めた。昨年6月に国内での最高齢男性となった。日本人では現在、5番目の長寿者だ。
さすがに足が弱って、自宅で過ごす日が大半というが、毎日、午前6時頃に起きて新聞を読む日課は欠かさない。大相撲も大好きで横綱・白鵬関のファンだ。
長男の妻、泰子さん(81)、孫の妻、栄子さん(57)との3人暮らしだが、この日は、子どもや孫、ひ孫、玄孫(やしゃご)ら9人がお祝いに駆けつけた。昼食の食卓には赤飯やタイの塩焼きが並び、木村さんはおいしそうに食べたという。
午後から記者会見に臨んだ木村さんは、誕生日を迎えた感想を尋ねられると、「いろいろな思いがあるが、日々これ好日と祈念しています。長生きして、全部がいいことでした。いいことばかりです」と述べた。
また長生きの秘訣(ひけつ)を「クヨクヨしちゃだめです。苦にするな、嵐のあとに日和あり、です」と明かし、鳩山首相の政治運営について意見を求められると、「もう一息、という感じですね」と辛口だった。
(2010年4月20日15時40分 読売新聞)